本はごはん。
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とても三崎亜記らしい短編集。
この著者が描き出す世界は、何かひとつ、それも強烈なものが
紛れ込んでいて、その不思議な融合が著者独特の世界となっている
ように思う。
この短編集ではそれが、台風のようにやってくる「鼓笛隊」であったり
公園でよく見かける象の滑り台が「ホンモノの象」であったり
「覆面」を被って生活する事が許されている世界であったり。
しかしそれらがメタファーするものはすべて我々の日常にあるもので、
それを強烈な事象に置き換える事によって鮮明にしているのだと思います。
それは2編目の「覆面社員」などにとても判りやすく現れているのでは
ないかしら。
自分たちが当たり前だと思っていた社会のシステム、それどころか自分の記憶や存在までもが、
「単に無条件にそう信じ込んでいるだけなのでは?」と問いかけられているようにも感じます。
好き嫌いが分かれるところかもしれませんね。
「鼓笛隊の襲来」 三崎 亜記 ★★★★
この著者が描き出す世界は、何かひとつ、それも強烈なものが
紛れ込んでいて、その不思議な融合が著者独特の世界となっている
ように思う。
この短編集ではそれが、台風のようにやってくる「鼓笛隊」であったり
公園でよく見かける象の滑り台が「ホンモノの象」であったり
「覆面」を被って生活する事が許されている世界であったり。
しかしそれらがメタファーするものはすべて我々の日常にあるもので、
それを強烈な事象に置き換える事によって鮮明にしているのだと思います。
それは2編目の「覆面社員」などにとても判りやすく現れているのでは
ないかしら。
自分たちが当たり前だと思っていた社会のシステム、それどころか自分の記憶や存在までもが、
「単に無条件にそう信じ込んでいるだけなのでは?」と問いかけられているようにも感じます。
好き嫌いが分かれるところかもしれませんね。
「鼓笛隊の襲来」 三崎 亜記 ★★★★
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