本はごはん。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ううむ。おもしろい作家ですね。
筒井康隆をちょっと思い出すような、長ーーーいセンテンス。
描かれているのは日常風景のようであって、でも日常的ではない人たち。
かなり筆力ある作家だと思うのですが、こういう文章は今時嫌われるのでは
ないかしら、読みにくいとか言って。
いえいえ、それは読む側の読書力がなさすぎってもんだと思うんですが
(言い過ぎですかすいません)。
最近「面白い」という定義がちょっと歪んできているように思うのは
あたしだけかしら。「判りやすく」て「単純」で「笑える」ものだけが
「面白いもの」であるかのような風潮を感じるんですけどね。
本も同じで「判りやすい面白さ」だけを追求するのならそれこそ「つまらない」
と思うんだけどなぁ。
しかし。
この本には解説がみっつついており、そのうちふたつが著者自身による「あとがき」という名の
解説ですが、文芸書に於ける著者自身による解説は、ごく一部の人を除き蛇足以外の何物でもない、
少なくともあたくしの経験上、90%を超える確率でそうであったと思っています。
だいたい著者自身が(その名前がたとえ「あとがき」であっても)解説を付そうとする心理は
「読者に伝え切れていないのではないか」という書き手側の不安、と同時にそれと裏腹な
「どうせ読み下せないに違いない」というようなある種の傲慢さ、みたいなものがあるのでは
ないかと想像してしまいます。
そうして付された「解説(あとがき)」という名の文章は、著者自身によるタネ明かしであったり
ちょっとした裏話の公開であったり、つまりは「蛇足」以外の何物にもならないのではないかと。
だいたいどんな解説をつけたところで、判る人には判るし、わかんない人には判んないもんだし、
その上ひとはそれぞれ「そのひと判りかた」で判るしかないんですけどね。
更に。
みっつめの「解説」が本来の解説だと思うんですが、これが…。
かなり衝撃的です。あまりにもひどくて。
「タマや」 金井 美恵子 ★★★
筒井康隆をちょっと思い出すような、長ーーーいセンテンス。
描かれているのは日常風景のようであって、でも日常的ではない人たち。
かなり筆力ある作家だと思うのですが、こういう文章は今時嫌われるのでは
ないかしら、読みにくいとか言って。
いえいえ、それは読む側の読書力がなさすぎってもんだと思うんですが
(言い過ぎですかすいません)。
最近「面白い」という定義がちょっと歪んできているように思うのは
あたしだけかしら。「判りやすく」て「単純」で「笑える」ものだけが
「面白いもの」であるかのような風潮を感じるんですけどね。
本も同じで「判りやすい面白さ」だけを追求するのならそれこそ「つまらない」
と思うんだけどなぁ。
しかし。
この本には解説がみっつついており、そのうちふたつが著者自身による「あとがき」という名の
解説ですが、文芸書に於ける著者自身による解説は、ごく一部の人を除き蛇足以外の何物でもない、
少なくともあたくしの経験上、90%を超える確率でそうであったと思っています。
だいたい著者自身が(その名前がたとえ「あとがき」であっても)解説を付そうとする心理は
「読者に伝え切れていないのではないか」という書き手側の不安、と同時にそれと裏腹な
「どうせ読み下せないに違いない」というようなある種の傲慢さ、みたいなものがあるのでは
ないかと想像してしまいます。
そうして付された「解説(あとがき)」という名の文章は、著者自身によるタネ明かしであったり
ちょっとした裏話の公開であったり、つまりは「蛇足」以外の何物にもならないのではないかと。
だいたいどんな解説をつけたところで、判る人には判るし、わかんない人には判んないもんだし、
その上ひとはそれぞれ「そのひと判りかた」で判るしかないんですけどね。
更に。
みっつめの「解説」が本来の解説だと思うんですが、これが…。
かなり衝撃的です。あまりにもひどくて。
「タマや」 金井 美恵子 ★★★
PR
この記事にコメントする
category.
new !
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(04/25)
(04/22)
(04/21)
(04/20)
(04/19)
(04/18)
(04/15)
(03/03)
(03/01)
(02/28)
(02/24)
search.
archive.