本はごはん。
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聴いた話によると、葬儀屋さん曰く
「昔に比べると遺体に使う防腐剤の量が圧倒的に今は減っている」そうで、
それは即ち、昔は大量の防腐剤を遺体に使う必要があったのだが、現代の
人間は日頃防腐剤が使われている食品を多く摂取しているがために、
さほど防腐剤を使わなくとも遺体が腐らない、ということのようです。
これが果たして事実なのか、それともまことしやかな都市伝説の一種で
あるのかは定かではありませんが、なんとなく説得力があるというか。
さてこの本は、CM制作会社から湯灌師へとずいぶんな異業種転職(?)を
果たした著者の体験記であります。異業種も異業種。
イメージもサービス対象も、何より業務内容が違いすぎます。
しかし読み進めていくうちに彼ら(夫婦で湯灌師)は彼らなりのポリシーを持ってきちんと
仕事、遺体そのものや遺族と向き合っていることがよく判り、きっとなるべくしてこの職業
に就いたのであろう、と思います。
特筆すべきは「湯灌」というプロセスを通して遺族はどう癒され、身内の死を受け入れて
いくのか。
そして何より、遺族に寄り添いその癒しを手伝うことにより自分たちも癒されていくこと
をよく自覚していることだと思います。
なかなかできる仕事ではないと思うんですが、静かにしかし誠実に取り組まれている
ことに好感を持つと同時にすこし安心したり。ああ、まだまだ捨てたもんでもないのかな、と。
「死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い」 熊田 紺也 ★★★
「昔に比べると遺体に使う防腐剤の量が圧倒的に今は減っている」そうで、
それは即ち、昔は大量の防腐剤を遺体に使う必要があったのだが、現代の
人間は日頃防腐剤が使われている食品を多く摂取しているがために、
さほど防腐剤を使わなくとも遺体が腐らない、ということのようです。
これが果たして事実なのか、それともまことしやかな都市伝説の一種で
あるのかは定かではありませんが、なんとなく説得力があるというか。
さてこの本は、CM制作会社から湯灌師へとずいぶんな異業種転職(?)を
果たした著者の体験記であります。異業種も異業種。
イメージもサービス対象も、何より業務内容が違いすぎます。
しかし読み進めていくうちに彼ら(夫婦で湯灌師)は彼らなりのポリシーを持ってきちんと
仕事、遺体そのものや遺族と向き合っていることがよく判り、きっとなるべくしてこの職業
に就いたのであろう、と思います。
特筆すべきは「湯灌」というプロセスを通して遺族はどう癒され、身内の死を受け入れて
いくのか。
そして何より、遺族に寄り添いその癒しを手伝うことにより自分たちも癒されていくこと
をよく自覚していることだと思います。
なかなかできる仕事ではないと思うんですが、静かにしかし誠実に取り組まれている
ことに好感を持つと同時にすこし安心したり。ああ、まだまだ捨てたもんでもないのかな、と。
「死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い」 熊田 紺也 ★★★
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