本はごはん。
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浅田次郎はもういいやと思っていたのですけれども、「連作」とあったので
つい手を出しました(連作好き)。
なんと言いましょうか。「黄金の浅田次郎パターン」とでも言うべきか。
しかし残念ながら、それ以上ではないなぁ。
と、これだけでは何なのでつらつらと書いてみれば。
登場人物の全員ではないですが、多くの人が「過去」をさっぱり捨てて
舞台となった霧笛荘へやって来るのですが。
「過去」つまりは、今までの生活も名前も全て捨てるわけですが、過去って
捨てられるもんなのかしら。
結局「過去」を捨てたつもりでも、その「過去」もしくは「記憶」に縛られている以上は、
いくら持ち物や名前や家族や友人を捨てても「過去」を捨てたことには
ならないんじゃないか。
「過去」を捨てるには、忘れるしかないんじゃないかと、そんなふうに思ったりしました。
「霧笛荘夜話」」浅田 次郎 ★★
つい手を出しました(連作好き)。
なんと言いましょうか。「黄金の浅田次郎パターン」とでも言うべきか。
しかし残念ながら、それ以上ではないなぁ。
と、これだけでは何なのでつらつらと書いてみれば。
登場人物の全員ではないですが、多くの人が「過去」をさっぱり捨てて
舞台となった霧笛荘へやって来るのですが。
「過去」つまりは、今までの生活も名前も全て捨てるわけですが、過去って
捨てられるもんなのかしら。
結局「過去」を捨てたつもりでも、その「過去」もしくは「記憶」に縛られている以上は、
いくら持ち物や名前や家族や友人を捨てても「過去」を捨てたことには
ならないんじゃないか。
「過去」を捨てるには、忘れるしかないんじゃないかと、そんなふうに思ったりしました。
「霧笛荘夜話」」浅田 次郎 ★★
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