本はごはん。
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久しぶりに村上春樹です。かなり久しぶりです。最後に読んだのは「カフカ」
だったか…。
不思議なお話ばかりの短編集。
しかし相変わらず、表現方法というか特に比喩が独特で、併せて彼は「苦労」
とか「努力」とかをまず表現しませんし(したとしてもかなりさらりと)、
「負の感情」すら独特の表現で表してしまうため(それらがいわゆる
「村上ワールド」の演出の基盤になっていると思うのですが)好き嫌いの
分かれるところなんだろうなぁと思います。
ただそれは読者の側の解読力みたいなものもあって「あーんなに苦労した」
とか「こーんなにタイヘンだったんだから!」とか「悲しみで息も出来ないくらい
ぼろぼろでそれは体重がこのくらい落ちて他人からは別人と見られるような」とかはっきり書かれて
ないとわからないのかな、というか、あまり想像しないのかな、と思うような感想もときどき見受け
ますが。まあ実生活でも、悲しみというのは極個人的なことなのに、しかし万人に判りやすい
悲しみ方をしないと、「あの人は案外冷たい」とか言われてしまうんでしょうしね。
この作家は、さらりと真理(らしきもの)を明瞭簡潔な言葉でずばっと突いてきますね相変わらず。
読んだ方は「あたりまえ」と思うかも知れないけれど、最大限にそぎ落とした言葉で簡潔に表現
するのは結構難しいことだと思うんですが。
相変わらずテーマは「死と再生」だと思うんですが、それを「ものがたり」としてうまく展開して
いると思います。個人的には最後の短編が好きかも。
★はみっつとよっつでちょっと迷いました。
「東京奇譚集」村上 春樹 ★★★★
だったか…。
不思議なお話ばかりの短編集。
しかし相変わらず、表現方法というか特に比喩が独特で、併せて彼は「苦労」
とか「努力」とかをまず表現しませんし(したとしてもかなりさらりと)、
「負の感情」すら独特の表現で表してしまうため(それらがいわゆる
「村上ワールド」の演出の基盤になっていると思うのですが)好き嫌いの
分かれるところなんだろうなぁと思います。
ただそれは読者の側の解読力みたいなものもあって「あーんなに苦労した」
とか「こーんなにタイヘンだったんだから!」とか「悲しみで息も出来ないくらい
ぼろぼろでそれは体重がこのくらい落ちて他人からは別人と見られるような」とかはっきり書かれて
ないとわからないのかな、というか、あまり想像しないのかな、と思うような感想もときどき見受け
ますが。まあ実生活でも、悲しみというのは極個人的なことなのに、しかし万人に判りやすい
悲しみ方をしないと、「あの人は案外冷たい」とか言われてしまうんでしょうしね。
この作家は、さらりと真理(らしきもの)を明瞭簡潔な言葉でずばっと突いてきますね相変わらず。
読んだ方は「あたりまえ」と思うかも知れないけれど、最大限にそぎ落とした言葉で簡潔に表現
するのは結構難しいことだと思うんですが。
相変わらずテーマは「死と再生」だと思うんですが、それを「ものがたり」としてうまく展開して
いると思います。個人的には最後の短編が好きかも。
★はみっつとよっつでちょっと迷いました。
「東京奇譚集」村上 春樹 ★★★★
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