本はごはん。
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4〜5年前に「不自由な心」「一瞬の光」を読んで、なかなか良い作家が
出てきたなぁと思っていたのですが、「私という運命について」を読んで、
うーんちょっと違うかもと思ってしばらく遠ざかっていました。
この本も、実はずいぶん前に買ってそのまま読んでなかったのですが
(実は買ったはいいが読んでない本が家には山積み)、久しぶりに
手に取ってみましたよ。
3編の中編が入っていて、1編目は若いんだけどちょっとリタイアというか、
人生をポーズしている男性、2編目は老境に入った文学者、3編目は現役の
新聞記者の話です。
1編目と2編目はテーマが似ていて、言わんとしていることは判らないでも
無いんですが、なんというかちょっと弱いというか。
3編目がいちばん面白かったなぁ。
そう思うのは私がまだまだ人生に対して甘いのか。
もしくは私は今のところ現場の人間だから、よりそちらに共感するのか。
恐らく1編目と2面目にこの作家の普遍的なテーマがよりストレートに現れて
いるのだと思うのですが、現場の臨場感なしにそれを表現するのは難しいのかなぁ。
悪くはないんだけど、もう一歩という感じが否めません。しかしこのテーマを
追求してより深く表現して欲しいと思うし、それが出来る作家ではないかと思います。
「草にすわる」白石 一文 ★★★
出てきたなぁと思っていたのですが、「私という運命について」を読んで、
うーんちょっと違うかもと思ってしばらく遠ざかっていました。
この本も、実はずいぶん前に買ってそのまま読んでなかったのですが
(実は買ったはいいが読んでない本が家には山積み)、久しぶりに
手に取ってみましたよ。
3編の中編が入っていて、1編目は若いんだけどちょっとリタイアというか、
人生をポーズしている男性、2編目は老境に入った文学者、3編目は現役の
新聞記者の話です。
1編目と2編目はテーマが似ていて、言わんとしていることは判らないでも
無いんですが、なんというかちょっと弱いというか。
3編目がいちばん面白かったなぁ。
そう思うのは私がまだまだ人生に対して甘いのか。
もしくは私は今のところ現場の人間だから、よりそちらに共感するのか。
恐らく1編目と2面目にこの作家の普遍的なテーマがよりストレートに現れて
いるのだと思うのですが、現場の臨場感なしにそれを表現するのは難しいのかなぁ。
悪くはないんだけど、もう一歩という感じが否めません。しかしこのテーマを
追求してより深く表現して欲しいと思うし、それが出来る作家ではないかと思います。
「草にすわる」白石 一文 ★★★
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