本はごはん。
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若手弁護士を主人公とした連作短編集です。
この弁護士の設定が、人間くさくてなかなかいいです。
お金がなくて毎月月末には四苦八苦していて、手間ばかりかかってお金に
ならない「当番弁護士」をとても嫌がっていたり、安易な策で手を打とうと
したり。
5編の短編は、ちょっと都合が良いのではと思う部分もなくはないけれど
どれもなかなか面白く、とくに「鑑定証拠」というDNA鑑定をテーマとした
短編がとても印象に残りました。
DNA鑑定の盲点というか落とし穴が判りやすく説明されており、何より法定で
検察側証人であるDNA鑑定士に、弁護士が反対尋問するシーンが圧巻です。
弁護士が反対尋問に於いて証拠崩し、心証形成、新たな証言を引き出す場合、
このように畳みかけていくのであろう実際のテクニックを垣間見たように思います。
しかしこの手の本を読むといつも、相対的な正義ではなく、絶対的な正義って何なのだろうか、
そもそもそんなもんが存在するんだろうかと考えてしまいます。
「第一級殺人弁護 」 中嶋 博行 ★★★★
この弁護士の設定が、人間くさくてなかなかいいです。
お金がなくて毎月月末には四苦八苦していて、手間ばかりかかってお金に
ならない「当番弁護士」をとても嫌がっていたり、安易な策で手を打とうと
したり。
5編の短編は、ちょっと都合が良いのではと思う部分もなくはないけれど
どれもなかなか面白く、とくに「鑑定証拠」というDNA鑑定をテーマとした
短編がとても印象に残りました。
DNA鑑定の盲点というか落とし穴が判りやすく説明されており、何より法定で
検察側証人であるDNA鑑定士に、弁護士が反対尋問するシーンが圧巻です。
弁護士が反対尋問に於いて証拠崩し、心証形成、新たな証言を引き出す場合、
このように畳みかけていくのであろう実際のテクニックを垣間見たように思います。
しかしこの手の本を読むといつも、相対的な正義ではなく、絶対的な正義って何なのだろうか、
そもそもそんなもんが存在するんだろうかと考えてしまいます。
「第一級殺人弁護 」 中嶋 博行 ★★★★
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