本はごはん。
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もう、文句なしに面白いです。
江戸城内部の詳細を紹介しながら、徳川の政治システムも紹介しています。
データや図版が豊富です。江戸城全体地図、江戸城内の間取り図もあるので、
さくらや菖蒲なんかを目当てに何度か散歩に行った皇居の現在の地図を脳内で
当てはめてみたりして、ほんとに楽しいです。
確か、『「松の廊下」はこのあたりにありました』みたいな表示が実際に
あったのですが、この本を見ると確かにそのあたりに。
公式行事などを執り行う『表』、将軍の居住空間である『奥』、そして例の
『大奥』と、それぞれがどんな間取りで、それが政治的にどんな役割を果たして
いたか丁寧に解説されており、間取りが将軍の威光を最大限に演出するために
とても上手く使われていることがわかります。
良く耳にするこの時代の役職『老中』『奉行』『目付』『小姓』などなども、組織図で
示されているのでその関係性が大変判りやすい。
将軍が社長だとすると、社長秘書は側衆(側用人)、老中は執行役員でその秘書が奥右筆。
将軍が首相だとすると、幹事長が側衆(側用人)、老中は大臣で事務次官が奥右筆。
で、ですよ。
奥右筆は老中から、各種案件の検討を指示され、検討の上対策案を提出するんですが
(正式なコマンドラインは、老中ー若年寄ー奥右筆)、老中は奥右筆があげてきた
プランを、ほぼ丸呑みしていた(時期があった)んだそうですよ!
老中は、大名でないと就任できません。
奥御右筆は大名でなくても旗本以上(?)であれば、就職できたようです。
つまり、この時代からもう官僚政治みたいなことが行われていたということなんでしょうか。
だとしたら(だからこそ?)そう簡単には官僚政治は崩れないのかもしれません。
大奥とハーレムの違いとか、やっぱり吉宗って名君だったんだなぁとか、情報量も豊富。
間取り図や組織図などを合わせて当時の政治システムを解説するという手法自体も、
面白いアプローチだと思いました。
「江戸城―本丸御殿と幕府政治 」 深井 雅海 ★★★★★
江戸城内部の詳細を紹介しながら、徳川の政治システムも紹介しています。
データや図版が豊富です。江戸城全体地図、江戸城内の間取り図もあるので、
さくらや菖蒲なんかを目当てに何度か散歩に行った皇居の現在の地図を脳内で
当てはめてみたりして、ほんとに楽しいです。
確か、『「松の廊下」はこのあたりにありました』みたいな表示が実際に
あったのですが、この本を見ると確かにそのあたりに。
公式行事などを執り行う『表』、将軍の居住空間である『奥』、そして例の
『大奥』と、それぞれがどんな間取りで、それが政治的にどんな役割を果たして
いたか丁寧に解説されており、間取りが将軍の威光を最大限に演出するために
とても上手く使われていることがわかります。
良く耳にするこの時代の役職『老中』『奉行』『目付』『小姓』などなども、組織図で
示されているのでその関係性が大変判りやすい。
将軍が社長だとすると、社長秘書は側衆(側用人)、老中は執行役員でその秘書が奥右筆。
将軍が首相だとすると、幹事長が側衆(側用人)、老中は大臣で事務次官が奥右筆。
で、ですよ。
奥右筆は老中から、各種案件の検討を指示され、検討の上対策案を提出するんですが
(正式なコマンドラインは、老中ー若年寄ー奥右筆)、老中は奥右筆があげてきた
プランを、ほぼ丸呑みしていた(時期があった)んだそうですよ!
老中は、大名でないと就任できません。
奥御右筆は大名でなくても旗本以上(?)であれば、就職できたようです。
つまり、この時代からもう官僚政治みたいなことが行われていたということなんでしょうか。
だとしたら(だからこそ?)そう簡単には官僚政治は崩れないのかもしれません。
大奥とハーレムの違いとか、やっぱり吉宗って名君だったんだなぁとか、情報量も豊富。
間取り図や組織図などを合わせて当時の政治システムを解説するという手法自体も、
面白いアプローチだと思いました。
「江戸城―本丸御殿と幕府政治 」 深井 雅海 ★★★★★
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