本はごはん。
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3歳の時に事故で失明し、それから46年後に視力を取り戻した男性の
ノンフィクション・ノベルです。
3歳の時に失明しているので、目が見えたころの記憶は殆ど残っていないわけ
で、目が見えないながらも様々なことに次々とチャレンジし、家庭を築き、
「充分な幸せ」を感じており、「人生に足りないものはないと思っている」。
そんなある日、「手術すれば目が見えるようになるかもしれない」と言われ、
彼は、それは「他人の心を読める能力」を要るか要らないか、選択を迫られて
いるのと同じだと感じる。
そういう、目が見えるのが当たり前の生活からは出てきそうもない感覚が
随所に出てきます。
また過去に光を取り戻した数少ない症例の人たちの大部分が、光を取り戻すことと、その後の
人生の幸せがイコールでなかったことや、
手術で光を取り戻しても、目に映るそれが何であるのか考えなければ判らず、相当な疲労を
伴うものであるとか、男性と女性の区別も難しいとか、
当たり前に様々なものを見てきている自分からは想像もつかないような、後天的に(大人に
なってから)光を取り戻した人の「視界」が展開されています。
高リスクな状況で手術を受け、また拒絶反応によって再度失明の危機にさらされたり
しながらも、次々と挑戦していくその熱意は、ちょっと常人外れなくらいです。
脳(ニューロン)と視力の関係も判りやすく解説されおり、とても興味深く読みました。
それにしても。奥様は偉いなぁと思う。障害を持つ夫に引け目を持つでもなく甘やかす
わけでもなく腫れ物に触るような扱いをするでもなく、自己主張をしながら対等な人格
として対峙しています。
相手が障害者じゃなくたって、なかなか難しいことだと思うんですよ。
「46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生」 ロバート・カーソン ★★★★
ノンフィクション・ノベルです。
3歳の時に失明しているので、目が見えたころの記憶は殆ど残っていないわけ
で、目が見えないながらも様々なことに次々とチャレンジし、家庭を築き、
「充分な幸せ」を感じており、「人生に足りないものはないと思っている」。
そんなある日、「手術すれば目が見えるようになるかもしれない」と言われ、
彼は、それは「他人の心を読める能力」を要るか要らないか、選択を迫られて
いるのと同じだと感じる。
そういう、目が見えるのが当たり前の生活からは出てきそうもない感覚が
随所に出てきます。
また過去に光を取り戻した数少ない症例の人たちの大部分が、光を取り戻すことと、その後の
人生の幸せがイコールでなかったことや、
手術で光を取り戻しても、目に映るそれが何であるのか考えなければ判らず、相当な疲労を
伴うものであるとか、男性と女性の区別も難しいとか、
当たり前に様々なものを見てきている自分からは想像もつかないような、後天的に(大人に
なってから)光を取り戻した人の「視界」が展開されています。
高リスクな状況で手術を受け、また拒絶反応によって再度失明の危機にさらされたり
しながらも、次々と挑戦していくその熱意は、ちょっと常人外れなくらいです。
脳(ニューロン)と視力の関係も判りやすく解説されおり、とても興味深く読みました。
それにしても。奥様は偉いなぁと思う。障害を持つ夫に引け目を持つでもなく甘やかす
わけでもなく腫れ物に触るような扱いをするでもなく、自己主張をしながら対等な人格
として対峙しています。
相手が障害者じゃなくたって、なかなか難しいことだと思うんですよ。
「46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生」 ロバート・カーソン ★★★★
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