本はごはん。
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うーん、この問題は一言で何が悪いとかどこに責任があるとは
言えない問題ですね。
かなりしっかりと調査されており、現在の高校中退の実情とその背景になって
いるものについてレポートされています。
親から生活態度をはじめとする基本的な教育を受けることが出来ず、学力も
身に付かず、高校は所謂「底辺校」に進まざるを得ず、しかし経済的理由や
学力不足(高校生でも九九が言えないなど)で中退してしまう。
そして奔放な性生活の末若くして子供の親となり、貧困家庭を築くことに
なる、という貧困の連鎖。もちろんDVやネグレクトなんかの問題も。
もちろんその貧困やDVやネグレクトなどの負の連鎖を打ち切らなければ
ならないと思いますが、著者の提案する「高校の義務教育化(=無償化)」と
「高校の職業訓練校化」は果たして解決になるのかちょっと疑問に思います。
底辺校の中退は必ずしも経済的理由だけではなく、「本来身についているはずの生活態度
(歯磨きとか洗髪とか)が身についていない」とか「基礎的な学力(それこそ九九とか)」
が不足していることが大きな要因になっているように本書からは見受けられます。
だとすればこのあたりを強化、というか引き上げなければ、いくら高校が義務化(無償化)しても
または職業訓練校化してスキルを身につけられるとしても、そもそも続かないんじゃないか。
「(高校を中退した)殆どの若者が、異口同音に「夢などありませんよ」と語っていたが、
そういう社会は公正な社会といえるのか」
と書いていますが、全て社会の責任なんでしょうか。そこには社会の責任があると同時に、
親の責任、個人の責任もあるんじゃないかと思うんですが。
ドキュメンタリーとしては秀逸な部類だと思いますが、救済プログラムだけではなく、同時に
(再)教育プログラムがセットになっている必要性を感じます。
「ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所」 青砥 恭 ★★★★
言えない問題ですね。
かなりしっかりと調査されており、現在の高校中退の実情とその背景になって
いるものについてレポートされています。
親から生活態度をはじめとする基本的な教育を受けることが出来ず、学力も
身に付かず、高校は所謂「底辺校」に進まざるを得ず、しかし経済的理由や
学力不足(高校生でも九九が言えないなど)で中退してしまう。
そして奔放な性生活の末若くして子供の親となり、貧困家庭を築くことに
なる、という貧困の連鎖。もちろんDVやネグレクトなんかの問題も。
もちろんその貧困やDVやネグレクトなどの負の連鎖を打ち切らなければ
ならないと思いますが、著者の提案する「高校の義務教育化(=無償化)」と
「高校の職業訓練校化」は果たして解決になるのかちょっと疑問に思います。
底辺校の中退は必ずしも経済的理由だけではなく、「本来身についているはずの生活態度
(歯磨きとか洗髪とか)が身についていない」とか「基礎的な学力(それこそ九九とか)」
が不足していることが大きな要因になっているように本書からは見受けられます。
だとすればこのあたりを強化、というか引き上げなければ、いくら高校が義務化(無償化)しても
または職業訓練校化してスキルを身につけられるとしても、そもそも続かないんじゃないか。
「(高校を中退した)殆どの若者が、異口同音に「夢などありませんよ」と語っていたが、
そういう社会は公正な社会といえるのか」
と書いていますが、全て社会の責任なんでしょうか。そこには社会の責任があると同時に、
親の責任、個人の責任もあるんじゃないかと思うんですが。
ドキュメンタリーとしては秀逸な部類だと思いますが、救済プログラムだけではなく、同時に
(再)教育プログラムがセットになっている必要性を感じます。
「ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所」 青砥 恭 ★★★★
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