本はごはん。
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仲間が山で遭難してしまい、遺体発見まで約半年の捜索隊活動、その後も
報告書作成など数年間にわたって仲間の遭難事故と対峙し、格闘した記録で、
これ以上のノンフィクションがあるだろうか、という本です。
ひとつひとつの情報に一喜一憂して振り回されたり、自分たちの「希望」が
情報にバイアスをかけてしまったり、捜索隊全体に暗く重苦しいムードが
漂いしかし、ささいなきっかけでハイテンションに明るくなったりと、
リアルな事実の記録が紡がれています。
私も数年前まで山に登っていましたがそれは「登山」というほどのレベルの
ものではなく、第1の目的が「山頂(付近)で食べるお弁当」で、
第2のそして最大の目的が「下山してからのビール」というどうしようもない
なまくらトレッキングでありましたがそれでも、
息を切らしてたどり着いた場所で見る風景はやはり格別のものであり、その風景はたとえば、
ヘリコプターでそこへ降り立っても(同じ風景でありながら)見ることの出来ない風景なの
ではないかと思ったりしたのであります。
冬のアルプスという過酷な条件下で山を目指す人たちはの連帯感というか結束は強いものだ
とは思いますが、それにしても本当に頭が下がる捜索活動です。時には仲間割れの危機にも
見舞われながらも遭難した仲間3人を見つけ出します。
惜しむらくは、捜索活動を共にした仲間達のキャラクターをもう少し掘り下げて欲しかった
とも思いますが、「仲間の遭難」という非常事態下、しかも今後も付き合いの続く人たちで
しょうから、難しいところもあるのかもしれません。
「なぜ彼らはそのルートをたどったのか」
この謎は未だに解けていないようですが、いくら頭で考えても
「その時、その状況下の、その場所」
にいなければ判らないこともあるのでしょう。
「いまだ下山せず!」 泉 康子 ★★★★
報告書作成など数年間にわたって仲間の遭難事故と対峙し、格闘した記録で、
これ以上のノンフィクションがあるだろうか、という本です。
ひとつひとつの情報に一喜一憂して振り回されたり、自分たちの「希望」が
情報にバイアスをかけてしまったり、捜索隊全体に暗く重苦しいムードが
漂いしかし、ささいなきっかけでハイテンションに明るくなったりと、
リアルな事実の記録が紡がれています。
私も数年前まで山に登っていましたがそれは「登山」というほどのレベルの
ものではなく、第1の目的が「山頂(付近)で食べるお弁当」で、
第2のそして最大の目的が「下山してからのビール」というどうしようもない
なまくらトレッキングでありましたがそれでも、
息を切らしてたどり着いた場所で見る風景はやはり格別のものであり、その風景はたとえば、
ヘリコプターでそこへ降り立っても(同じ風景でありながら)見ることの出来ない風景なの
ではないかと思ったりしたのであります。
冬のアルプスという過酷な条件下で山を目指す人たちはの連帯感というか結束は強いものだ
とは思いますが、それにしても本当に頭が下がる捜索活動です。時には仲間割れの危機にも
見舞われながらも遭難した仲間3人を見つけ出します。
惜しむらくは、捜索活動を共にした仲間達のキャラクターをもう少し掘り下げて欲しかった
とも思いますが、「仲間の遭難」という非常事態下、しかも今後も付き合いの続く人たちで
しょうから、難しいところもあるのかもしれません。
「なぜ彼らはそのルートをたどったのか」
この謎は未だに解けていないようですが、いくら頭で考えても
「その時、その状況下の、その場所」
にいなければ判らないこともあるのでしょう。
「いまだ下山せず!」 泉 康子 ★★★★
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