本はごはん。
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なかなか面白い主張でありました。
「アラカン」って何だそりゃ? とおもったら、「アラウンド還暦」だ
そうですよ。
ここまでくるともうどうなんだろうと思いますが、まあそれは良いとして。
冒頭では世のおばさま方がなぜ韓流だの、なんちゃら王子だのに熱狂するのか、
ということについて著者の考えが展開されていますが、なかなか面白い。
なるほどねぇ、とも思う。
社会(特に職場)で「支配ー被支配関係」に置かれている男性は、その関係性
を家庭にも持ち込んで、会社では被支配者だけれども、家庭では支配者になろう
とするというのは、DVが連鎖してしまうのと同様な理論なのかもしれません。
そして家庭で長いこと「被支配」層に置かれていた女性が、韓流だの何ちゃら王子だのに
熱狂するのも、無意識のうちに自分が「支配層」のポジションに立つことでもあるらしい。
これも連鎖か。
著者の言うように「巧妙に隠されてはいるけれど、そこ(韓流とか王子に熱狂するおばちゃん
たち)には【性欲】も含まれている」のだとすれば、結局は親父が若い愛人を欲しがるのと
同じように、おばちゃんも見目麗しくて何でも言うことを聴いてくれる、つまりは支配できる
若いツバメが欲しいという、身も蓋もない、しかしそれなりに説得力のある結論ですね。
しかし中盤から展開されているの著者のカウンセリングを通しての「症例」を見ると、
中高年男性のコミュニケーションスキルの低さというか、他人に対する共感能力の著しい欠乏に、
ため息が出てきます。
まあ著者はカウンセラーですから、幸せな人はカウンセリングなんかに行かないし、そういう
意味では不幸の実例ばかり積み重なってしまうんでしょうけれど、それにしても酷い。
著者は、「女性が男性化し男性が女性化」してきている現代の兆候は良い傾向で、男性はもっと
女性化すべきだという。
しかし。男性化だとか女性化だとか以前に、弱い者に対して暴力を振るうのはもってのほかで
あるとか、他社への共感だとか想像力だとか、そもそも人として大切なでも当たり前のことを
ちゃんと教育できる社会であるべきではないかと思うのだけれど。
「選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえ」 信田 さよ子 ★★★
「アラカン」って何だそりゃ? とおもったら、「アラウンド還暦」だ
そうですよ。
ここまでくるともうどうなんだろうと思いますが、まあそれは良いとして。
冒頭では世のおばさま方がなぜ韓流だの、なんちゃら王子だのに熱狂するのか、
ということについて著者の考えが展開されていますが、なかなか面白い。
なるほどねぇ、とも思う。
社会(特に職場)で「支配ー被支配関係」に置かれている男性は、その関係性
を家庭にも持ち込んで、会社では被支配者だけれども、家庭では支配者になろう
とするというのは、DVが連鎖してしまうのと同様な理論なのかもしれません。
そして家庭で長いこと「被支配」層に置かれていた女性が、韓流だの何ちゃら王子だのに
熱狂するのも、無意識のうちに自分が「支配層」のポジションに立つことでもあるらしい。
これも連鎖か。
著者の言うように「巧妙に隠されてはいるけれど、そこ(韓流とか王子に熱狂するおばちゃん
たち)には【性欲】も含まれている」のだとすれば、結局は親父が若い愛人を欲しがるのと
同じように、おばちゃんも見目麗しくて何でも言うことを聴いてくれる、つまりは支配できる
若いツバメが欲しいという、身も蓋もない、しかしそれなりに説得力のある結論ですね。
しかし中盤から展開されているの著者のカウンセリングを通しての「症例」を見ると、
中高年男性のコミュニケーションスキルの低さというか、他人に対する共感能力の著しい欠乏に、
ため息が出てきます。
まあ著者はカウンセラーですから、幸せな人はカウンセリングなんかに行かないし、そういう
意味では不幸の実例ばかり積み重なってしまうんでしょうけれど、それにしても酷い。
著者は、「女性が男性化し男性が女性化」してきている現代の兆候は良い傾向で、男性はもっと
女性化すべきだという。
しかし。男性化だとか女性化だとか以前に、弱い者に対して暴力を振るうのはもってのほかで
あるとか、他社への共感だとか想像力だとか、そもそも人として大切なでも当たり前のことを
ちゃんと教育できる社会であるべきではないかと思うのだけれど。
「選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえ」 信田 さよ子 ★★★
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