本はごはん。
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この著者の名前をどこかで見たなぁと思ったら、三島自決の日に呼び出され
檄文を託された人ですね。
妻よりも自分の方が先に逝くものだとばかり思っていたのに、
妻に先に逝かれてしまった著書が語る、正しく「妻の肖像」です。
出会いやこれまでの生活、思い出などが、それはそれは美しい日本語で
綴られていますが、若かりし頃、それは今よりも不便でお金もなかった
時代であったわけですが、いきいきと、優しい眼差しで当時を回想して
います。
しかし「新聞記者」という職業柄もあるのでしょうが、
「自分が死ぬこと」については著者は何度か思いを巡らせていますが、
「妻が(自分より先に)死ぬこと」は思いもよらなかったようです。
得てして、そんなもんなんでしょう。
思うに、大切な人を失うことによって図らずも抱えてしまった大きな心の穴は決して埋める
ことは出来ないのでしょうけれども、こうやってひとつひとつ思い出と想いをたどりながら、
その圧倒的な不在や後悔、寂しさや孤独に少しずつ心と身体を慣らしていくしかないのかも
しれません。
どうも著者も悪性リンパ腫を患っているようで、回復を願って止みません。
この美しい日本語を失うのはあまりにも惜しい。
「妻の肖像」 徳岡 孝夫 ★★★★
檄文を託された人ですね。
妻よりも自分の方が先に逝くものだとばかり思っていたのに、
妻に先に逝かれてしまった著書が語る、正しく「妻の肖像」です。
出会いやこれまでの生活、思い出などが、それはそれは美しい日本語で
綴られていますが、若かりし頃、それは今よりも不便でお金もなかった
時代であったわけですが、いきいきと、優しい眼差しで当時を回想して
います。
しかし「新聞記者」という職業柄もあるのでしょうが、
「自分が死ぬこと」については著者は何度か思いを巡らせていますが、
「妻が(自分より先に)死ぬこと」は思いもよらなかったようです。
得てして、そんなもんなんでしょう。
思うに、大切な人を失うことによって図らずも抱えてしまった大きな心の穴は決して埋める
ことは出来ないのでしょうけれども、こうやってひとつひとつ思い出と想いをたどりながら、
その圧倒的な不在や後悔、寂しさや孤独に少しずつ心と身体を慣らしていくしかないのかも
しれません。
どうも著者も悪性リンパ腫を患っているようで、回復を願って止みません。
この美しい日本語を失うのはあまりにも惜しい。
「妻の肖像」 徳岡 孝夫 ★★★★
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