本はごはん。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
三島由紀夫関連で読みたい本があるのです。
しかしよく考えてみると、以前から三島に興味を持ちつつも三島自身の著書を
数冊読んだ経験しかなく、また「楯の会事件」についても概要をなんとなく
知っているという程度の知識しかないことに気づき、まずは事実関係を
おさえるべく「ドキュメンタリー」と銘打ってあるこの本から入りたいと
思います。
冒頭に有名な「檄文」(三島が自決直前にバルコニーからばらまいたビラに
書かれていた文)が掲載されていますが、この文章がもう、
良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、好きとか嫌いとかそれ以前
に、それらを判断させるいとますら与えず、
ものすごく強い強いエネルギーを発しながら迫ってくるため、頭がくらくらしてきます。
それを押して「檄文」を読み通してみると、これは…
「ものすごく熱烈で、ものすごく悲壮な恋文ではないか」
と言うのが正直な感想です。いったい何が彼をしてここまで書かせしめたのか。
本書は多数の資料と当時の時代背景をきちんと整理してあり、「楯の会事件」についての
事実をきちんと纏めながら、(結局のところ推論となってしまうのかもしれませんが)三島の
心理的変遷を丁寧に追いかけています。
一連の流れについては理解したんですが、でもまだ判らない。
文学者としての三島と、楯の会隊長としての三島、このふたつの顔が並立すること自体には
さしたる矛盾も疑問も感じないのですが、でも判らない。
もちろん他人のことが100%判るなんてことはないことは100も承知ででも
判らなさすぎる。
しばらく追いかけます。
「三島由紀夫と楯の会事件」 保阪 正康 ★★★★
しかしよく考えてみると、以前から三島に興味を持ちつつも三島自身の著書を
数冊読んだ経験しかなく、また「楯の会事件」についても概要をなんとなく
知っているという程度の知識しかないことに気づき、まずは事実関係を
おさえるべく「ドキュメンタリー」と銘打ってあるこの本から入りたいと
思います。
冒頭に有名な「檄文」(三島が自決直前にバルコニーからばらまいたビラに
書かれていた文)が掲載されていますが、この文章がもう、
良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、好きとか嫌いとかそれ以前
に、それらを判断させるいとますら与えず、
ものすごく強い強いエネルギーを発しながら迫ってくるため、頭がくらくらしてきます。
それを押して「檄文」を読み通してみると、これは…
「ものすごく熱烈で、ものすごく悲壮な恋文ではないか」
と言うのが正直な感想です。いったい何が彼をしてここまで書かせしめたのか。
本書は多数の資料と当時の時代背景をきちんと整理してあり、「楯の会事件」についての
事実をきちんと纏めながら、(結局のところ推論となってしまうのかもしれませんが)三島の
心理的変遷を丁寧に追いかけています。
一連の流れについては理解したんですが、でもまだ判らない。
文学者としての三島と、楯の会隊長としての三島、このふたつの顔が並立すること自体には
さしたる矛盾も疑問も感じないのですが、でも判らない。
もちろん他人のことが100%判るなんてことはないことは100も承知ででも
判らなさすぎる。
しばらく追いかけます。
「三島由紀夫と楯の会事件」 保阪 正康 ★★★★
PR
この記事にコメントする
category.
new !
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(04/25)
(04/22)
(04/21)
(04/20)
(04/19)
(04/18)
(04/15)
(03/03)
(03/01)
(02/28)
(02/24)
search.
archive.