本はごはん。
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この著者の作品は初めてで、上・下巻の長編ゆえ、最後まで
ちゃんと引っ張ってってくれるかしら、とすこし不安でしたが、
なかなかどうして面白い作品でした。
「カインとアベル」を引き合いに出すまでもなく、同性同士の兄弟、
姉妹は、同性ならではの気安さと信頼が存在する一方で、やはり同性
ならではの葛藤や確執も存在するのでしょう(残念ながら異性兄弟
しかもっていないため、そのあたりは想像するしかないのですが)。
すべてにおいて秀逸である兄と、すべてにおいて平均以下である弟。
出生の秘密を巡り、「血」とは何か、「救い」とは「赦し」とは何か、
なかなか重いテーマを扱っています。
テーマの割に平易な少し軽めの文章で展開されているのは、テーマが重い故なのか。
私は「若年層にも(というかむしろ若年層にこそ)読んでほしい」という著者の希望のなせる
技かと想像するのですが、この著者はそもそもこういう文体なんでしょうか。
正直なところ先の展開は読めてしまうし、一点「うーん」と思うところもないではないのですが
それでもなかなか良い作品だと思います。
「いつもの朝に 上」「 いつもの朝に 下」 今邑 彩 ★★★
ちゃんと引っ張ってってくれるかしら、とすこし不安でしたが、
なかなかどうして面白い作品でした。
「カインとアベル」を引き合いに出すまでもなく、同性同士の兄弟、
姉妹は、同性ならではの気安さと信頼が存在する一方で、やはり同性
ならではの葛藤や確執も存在するのでしょう(残念ながら異性兄弟
しかもっていないため、そのあたりは想像するしかないのですが)。
すべてにおいて秀逸である兄と、すべてにおいて平均以下である弟。
出生の秘密を巡り、「血」とは何か、「救い」とは「赦し」とは何か、
なかなか重いテーマを扱っています。
テーマの割に平易な少し軽めの文章で展開されているのは、テーマが重い故なのか。
私は「若年層にも(というかむしろ若年層にこそ)読んでほしい」という著者の希望のなせる
技かと想像するのですが、この著者はそもそもこういう文体なんでしょうか。
正直なところ先の展開は読めてしまうし、一点「うーん」と思うところもないではないのですが
それでもなかなか良い作品だと思います。
「いつもの朝に 上」「 いつもの朝に 下」 今邑 彩 ★★★
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