本はごはん。
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実在した新田岩松満次郎俊純という大名、この人の先祖は源氏から続く
徳川家の先祖筋にあたるというすばらしい血筋のひとでありますが、
この人の生涯を追いながら、江戸末期の風俗や幕末の動乱などが
鮮やかに描かれています。
これほど血筋は良くても経済的にはかなり厳しくて、殿様自ら
資金繰りのために新年の挨拶回りをしたり、
殿様と言っても庄屋の家に泊まって、当主と酒を酌み交わしたり、
そこで相談事を持ち込まれて仲裁したり、
とてもたくさんのエピソードがちりばめられていて、そこからかいま見えるのは
殿様と庶民との距離感が近しい牧歌的な世情。
しかし時は動乱の幕末。後半は時代のうねりに翻弄されていきます。
江戸時代のしきたりや風習、風俗、江戸っ子気質なども描き込まれていて楽しめます。
また「招き猫」の元になった猫は豪徳寺の猫であったことや、「ずいずいずっころばし」の
由来となった儀式など、たくさんのことが詰まった良書です。
井上馨の奥さんの武子というのは、この人の娘だったんですね。
「猫大名」 神坂 次郎 ★★★★
徳川家の先祖筋にあたるというすばらしい血筋のひとでありますが、
この人の生涯を追いながら、江戸末期の風俗や幕末の動乱などが
鮮やかに描かれています。
これほど血筋は良くても経済的にはかなり厳しくて、殿様自ら
資金繰りのために新年の挨拶回りをしたり、
殿様と言っても庄屋の家に泊まって、当主と酒を酌み交わしたり、
そこで相談事を持ち込まれて仲裁したり、
とてもたくさんのエピソードがちりばめられていて、そこからかいま見えるのは
殿様と庶民との距離感が近しい牧歌的な世情。
しかし時は動乱の幕末。後半は時代のうねりに翻弄されていきます。
江戸時代のしきたりや風習、風俗、江戸っ子気質なども描き込まれていて楽しめます。
また「招き猫」の元になった猫は豪徳寺の猫であったことや、「ずいずいずっころばし」の
由来となった儀式など、たくさんのことが詰まった良書です。
井上馨の奥さんの武子というのは、この人の娘だったんですね。
「猫大名」 神坂 次郎 ★★★★
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