本はごはん。
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この本を読むにあたって、夏目漱石の「夢十夜」を読み返して
みましたが、いやあやっぱり面白いなぁ。
美しい日本語で語られる夢幻の世界に、ある種の本能的な恐怖感みたいな
ものを、さーっとひと撫でされる心地がします。
しかし結論から言うと、漱石の「夢十夜」を先に読み返したのは失敗で
あった…。
で、この本ですが、10人の作家がそれぞれ「こんな夢を見た」で始まる
短編を寄せています。まあ、野中柊と道尾秀介両氏の作品は悪くないか
なぁ。野中氏の作品は、視点や視座や目的がころころと転移していく
夢の特性を良く生かしていると思います。
しかし漱石が、短い文量かつシンプルな設定でありながらその情景が奥行き感をもって立ち
上がってくる世界を展開しているのに対し、こちらは上記の2作品を含め、(最近の全般的な
傾向でもあるのかもしれませんが)全体的にいじりすぎかと。
そして文量のわりに、残るものが薄いというか…。
比べてはいけないとは思うモノの、こんなタイトルだと比べるなという方が無理では…。
作家には酷な企画ではないかと思いました。
(漱石の「夢十夜」は、ココで読めます。)
「眠れなくなる夢十夜」 「小説新潮」編集部 (編さん) ★★★
みましたが、いやあやっぱり面白いなぁ。
美しい日本語で語られる夢幻の世界に、ある種の本能的な恐怖感みたいな
ものを、さーっとひと撫でされる心地がします。
しかし結論から言うと、漱石の「夢十夜」を先に読み返したのは失敗で
あった…。
で、この本ですが、10人の作家がそれぞれ「こんな夢を見た」で始まる
短編を寄せています。まあ、野中柊と道尾秀介両氏の作品は悪くないか
なぁ。野中氏の作品は、視点や視座や目的がころころと転移していく
夢の特性を良く生かしていると思います。
しかし漱石が、短い文量かつシンプルな設定でありながらその情景が奥行き感をもって立ち
上がってくる世界を展開しているのに対し、こちらは上記の2作品を含め、(最近の全般的な
傾向でもあるのかもしれませんが)全体的にいじりすぎかと。
そして文量のわりに、残るものが薄いというか…。
比べてはいけないとは思うモノの、こんなタイトルだと比べるなという方が無理では…。
作家には酷な企画ではないかと思いました。
(漱石の「夢十夜」は、ココで読めます。)
「眠れなくなる夢十夜」 「小説新潮」編集部 (編さん) ★★★
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