本はごはん。
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ミステリーのカテゴリに入るらしいんですが、これはミステリーの
体裁を借りた人間関係論だと思いました。
戦後まもなく自殺した作家の、自殺に至るまでの手記はなかなか圧巻です。
これ自体がかなり面白い。
この作家を自殺に追い込んだ「巨大な悪意」の謎を解くことになって
しまった国文学者も、その作家の人生とシンクロするように
「見えない悪意」に翻弄されていきます。
なかなか構成もよく練られているし、ぐいぐい読ませるんですが、後半、
二転三転していく過程で「これはちょっと説得力に欠けるなぁ」とか
「これはそんな簡単に信じないよね」とか、ちょっと強引なところがあって
すこし残念な感じ。悪くないんですけどね。
「追憶のかけら」 貫井 徳郎 ★★★
体裁を借りた人間関係論だと思いました。
戦後まもなく自殺した作家の、自殺に至るまでの手記はなかなか圧巻です。
これ自体がかなり面白い。
この作家を自殺に追い込んだ「巨大な悪意」の謎を解くことになって
しまった国文学者も、その作家の人生とシンクロするように
「見えない悪意」に翻弄されていきます。
なかなか構成もよく練られているし、ぐいぐい読ませるんですが、後半、
二転三転していく過程で「これはちょっと説得力に欠けるなぁ」とか
「これはそんな簡単に信じないよね」とか、ちょっと強引なところがあって
すこし残念な感じ。悪くないんですけどね。
「追憶のかけら」 貫井 徳郎 ★★★
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