本はごはん。
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基本的に海外文学、とくにアジア文学はあまり読まないのですが、
あまりにインパクトのあるタイトルで思わず手にとってしまいました。
夫なんて一人でたくさんなんじゃないかと想像しているあたくし
(経験がないので想像するしかないのですが)から見れば、
「もうひとり夫がほしい」なんてまあ物好きなというか、
元気だなぁというのが正直なところです。
なんども別れようとしながら結局は妻に引きずられて夫ふたりに妻ひとり
という変則家庭を続けるうちに、とうとう子供ができてしまうわけですが。
子供ができたときにこの夫ふたりと妻ひとりという変則家庭は、ある種、
妻にとって理想なのかもしれません。
この本の中では、夫のひとりはばりばり仕事をして生活の基盤を築き、もう一人の夫は休職して
育児を手伝っています。しかも妻は(子供ができるまではプロジェクトからプロジェクトを
渡り歩く専門職で夫より高給だったのに)専業主婦。
妻にとってこれ以上の天国があろうか!
しかし「猟奇的な彼女」といいこの本といい、韓国の女性って強いんですかね。
でもこれって、「妻」の理想をかなえるために一方(夫)に過度な(精神的)負担をかけて
いるようにしか思えないし、なにより子供ができてもどちらの子供か明言するどころか
DNA鑑定もあくまで泣き落としで拒否したり、どうしても好きになれません。
それ以上に、それにいいように振り回されている夫に何とも言い難い不快感。
そこまで甘やかしてどーすんだよ。
それってほんとに愛なんでしょうか? 夫のそれも、妻のそれも。
話は変わりますがこの本は、いたるところにサッカーの寓話が挿入されており、
読み進むにつれ「ストーリィ」と「サッカー」がほぼ半々くらいのボリュームになってきます。
このサッカーの寓話はサッカーに詳しくなくても楽しめ、またストーリィともうまく絡んで
いるのですが、逆に言うとストーリィだけではここまで引っ張れなかったということの
ようにも思えます。
翻訳はあの蓮池さんですが、翻訳書を読んでいるとは思えない良訳でした。
「もうひとり夫が欲しい 」 パク ヒョンウク ★★
あまりにインパクトのあるタイトルで思わず手にとってしまいました。
夫なんて一人でたくさんなんじゃないかと想像しているあたくし
(経験がないので想像するしかないのですが)から見れば、
「もうひとり夫がほしい」なんてまあ物好きなというか、
元気だなぁというのが正直なところです。
なんども別れようとしながら結局は妻に引きずられて夫ふたりに妻ひとり
という変則家庭を続けるうちに、とうとう子供ができてしまうわけですが。
子供ができたときにこの夫ふたりと妻ひとりという変則家庭は、ある種、
妻にとって理想なのかもしれません。
この本の中では、夫のひとりはばりばり仕事をして生活の基盤を築き、もう一人の夫は休職して
育児を手伝っています。しかも妻は(子供ができるまではプロジェクトからプロジェクトを
渡り歩く専門職で夫より高給だったのに)専業主婦。
妻にとってこれ以上の天国があろうか!
しかし「猟奇的な彼女」といいこの本といい、韓国の女性って強いんですかね。
でもこれって、「妻」の理想をかなえるために一方(夫)に過度な(精神的)負担をかけて
いるようにしか思えないし、なにより子供ができてもどちらの子供か明言するどころか
DNA鑑定もあくまで泣き落としで拒否したり、どうしても好きになれません。
それ以上に、それにいいように振り回されている夫に何とも言い難い不快感。
そこまで甘やかしてどーすんだよ。
それってほんとに愛なんでしょうか? 夫のそれも、妻のそれも。
話は変わりますがこの本は、いたるところにサッカーの寓話が挿入されており、
読み進むにつれ「ストーリィ」と「サッカー」がほぼ半々くらいのボリュームになってきます。
このサッカーの寓話はサッカーに詳しくなくても楽しめ、またストーリィともうまく絡んで
いるのですが、逆に言うとストーリィだけではここまで引っ張れなかったということの
ようにも思えます。
翻訳はあの蓮池さんですが、翻訳書を読んでいるとは思えない良訳でした。
「もうひとり夫が欲しい 」 パク ヒョンウク ★★
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