本はごはん。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
だれもが知っている「かぐや姫」とか「桃太郎」がモチーフになった
短編集ですが、単に昔話を現代に置き換えたというものではなく。
なんというか昔話というのは過去のことで、過去のことを「ものがたった」もの
と、勝手に思いこんでいるフシが自分にもありましたが、それだけではなくて
「ものがたり」は語り紡がれるものであり、現代の自分たちは昔話の「消費者」
であるけれども、同時に「紡ぎ手」でもあるということを思い出させて
くれます。
短編集ではありますが、ひとつの出来事に向かって、それぞれのひとたちの
「ものがたり」が語られていきます。
「語られる」わけですから、全ての短編が様々なかたちの一人称で語られます。
それぞれの「語られ方」が自然で、かつ、ひとつの出来事に向かっていく全体の構成と併せて、
秀逸だと思います。
なにより、「人は寂しさを通してしか他人とは繋がれない」と(それは当たり前のことですが)
ストレートに表現する一方で、「かぐや姫」をはじめとする様々な昔話が一筋縄ではいかない
アレンジになっていて、なかなかおもしろい作家だと思います。
それにしても。
「しをん」って名前、いいなぁ。
「むかしのはなし」 三浦 しをん ★★★
短編集ですが、単に昔話を現代に置き換えたというものではなく。
なんというか昔話というのは過去のことで、過去のことを「ものがたった」もの
と、勝手に思いこんでいるフシが自分にもありましたが、それだけではなくて
「ものがたり」は語り紡がれるものであり、現代の自分たちは昔話の「消費者」
であるけれども、同時に「紡ぎ手」でもあるということを思い出させて
くれます。
短編集ではありますが、ひとつの出来事に向かって、それぞれのひとたちの
「ものがたり」が語られていきます。
「語られる」わけですから、全ての短編が様々なかたちの一人称で語られます。
それぞれの「語られ方」が自然で、かつ、ひとつの出来事に向かっていく全体の構成と併せて、
秀逸だと思います。
なにより、「人は寂しさを通してしか他人とは繋がれない」と(それは当たり前のことですが)
ストレートに表現する一方で、「かぐや姫」をはじめとする様々な昔話が一筋縄ではいかない
アレンジになっていて、なかなかおもしろい作家だと思います。
それにしても。
「しをん」って名前、いいなぁ。
「むかしのはなし」 三浦 しをん ★★★
PR
この記事にコメントする
category.
new !
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(04/25)
(04/22)
(04/21)
(04/20)
(04/19)
(04/18)
(04/15)
(03/03)
(03/01)
(02/28)
(02/24)
search.
archive.