本はごはん。
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昭和38年のお正月、冬の大雪山で11人のパーティが遭難。
リーダーである1名のみ生還、残る10名が死亡という遭難事件の
唯一の生還者であるリーダーのドキュメンタリーです。
事件のことは、事故報告書提出後封印してこられたようですが
40年以上の時を経て、少しずつ語れるようになったということでしょうか。
沢山の経験を積んでいながらも、ほんの少しのタイミングのズレ、
気のゆるみ、ひとつひとつは大したことないものが積み重なって、
最悪の事態となってしまいます。
事故の経過はもちろん、リーダーの幼少の頃から掘り起こし、
その人となりの全体像を上手く描き出していると思います。
しかし、仲間を、それも自分が率いてきたチームの仲間10人を一度に亡くすという壮絶な
体験のあと、その遭難の際にも先頭に立って捜索隊を引っ張った親友もまた2年後に山で
逝ってしまうという体験は、もう想像しようにも想像力を遙かに超えてしまっています。
その親友の死までも自分の責任ととらえ、身体障害者となりながらも
精一杯生きてきた彼の生き方は素晴らしいものでありますが、
ただ欲を言えば、なんというか、恐らく本人が人前では弱い部分を一切さらけ出さないんで
しょうけれども、心の葛藤みたいなものをもう少し見せてくれても良かったかもと思います。
特に、事件当時の記述に散見される「若者特有の驕り」みたいなものを、どう総括したのか、
など。
「いのちの代償」 川嶋 康男 ★★★★
リーダーである1名のみ生還、残る10名が死亡という遭難事件の
唯一の生還者であるリーダーのドキュメンタリーです。
事件のことは、事故報告書提出後封印してこられたようですが
40年以上の時を経て、少しずつ語れるようになったということでしょうか。
沢山の経験を積んでいながらも、ほんの少しのタイミングのズレ、
気のゆるみ、ひとつひとつは大したことないものが積み重なって、
最悪の事態となってしまいます。
事故の経過はもちろん、リーダーの幼少の頃から掘り起こし、
その人となりの全体像を上手く描き出していると思います。
しかし、仲間を、それも自分が率いてきたチームの仲間10人を一度に亡くすという壮絶な
体験のあと、その遭難の際にも先頭に立って捜索隊を引っ張った親友もまた2年後に山で
逝ってしまうという体験は、もう想像しようにも想像力を遙かに超えてしまっています。
その親友の死までも自分の責任ととらえ、身体障害者となりながらも
精一杯生きてきた彼の生き方は素晴らしいものでありますが、
ただ欲を言えば、なんというか、恐らく本人が人前では弱い部分を一切さらけ出さないんで
しょうけれども、心の葛藤みたいなものをもう少し見せてくれても良かったかもと思います。
特に、事件当時の記述に散見される「若者特有の驕り」みたいなものを、どう総括したのか、
など。
「いのちの代償」 川嶋 康男 ★★★★
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