bookshelf 『天使』 佐藤亜紀 忍者ブログ
本はごはん。
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31473332.jpg  久しぶりに「本を読むということの醍醐味」を味わわせてくれる本です。
 しかし念のため言っておきますと、決して読みやすい本ではありません。

 崩壊寸前のオーストリア帝国が舞台の中心です。昔、ブルーブラッドものを
 読みあさったときのヨーロッパ近代史を記憶を掘り起こしながら
 読みました。

 まあ言ってしまえば諜報もの歴史小説ですが、言葉も表現もそぎ落とされて
 おり、同時に極限までそぎ落とされていながら重厚な情報量があるため、
 とにかく想像力をフルに動員しないと読めません。

 キャラクタ設定と世界観がしっかりしていて、ちょっとファンタジーの
 雰囲気も。
 と思ったら、著者はファンタジー出身なんですね。

 続編というか姉妹編もあるようなので、そちらもいってみましょう。


天使」 佐藤 亜紀 ★★★★
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