本はごはん。
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知らずに手に取りましたが、遺稿集でした。
この著者の歴史物を読むといつも、過去の美しい日本の風景が目の前に
ありありと浮かぶのは(それは荒ぶる海だったり、強風に耐える松の緑
だったり一面金色に輝く稲穂の波であったり様々ですが)、
ここ(肺結核で養生した湯治場)に著者の原風景があるのかもしれない
と思いました。
殊に「死」と隣り合わせで見る自然は、普段我々が見過ごしている
たくさんのことを心に焼き付けるのかもしれません。
著者が人生の中で経験した様々な「死」を通して培った死生観、
つまりは哲学が凜とした言葉で綴られています。
それにしても著者の死に様はもう見事と言うしかなく。
悲壮感も絶望感もなく、正しく見事というのはこういうことなんだろうと思います。
そばで見守るしかない親族は辛いと思いますが…。
美しい日本語を奏でる作家の新作がもう読めないのが、非常に残念です。
「死顔」 吉村 昭 ★★★★
この著者の歴史物を読むといつも、過去の美しい日本の風景が目の前に
ありありと浮かぶのは(それは荒ぶる海だったり、強風に耐える松の緑
だったり一面金色に輝く稲穂の波であったり様々ですが)、
ここ(肺結核で養生した湯治場)に著者の原風景があるのかもしれない
と思いました。
殊に「死」と隣り合わせで見る自然は、普段我々が見過ごしている
たくさんのことを心に焼き付けるのかもしれません。
著者が人生の中で経験した様々な「死」を通して培った死生観、
つまりは哲学が凜とした言葉で綴られています。
それにしても著者の死に様はもう見事と言うしかなく。
悲壮感も絶望感もなく、正しく見事というのはこういうことなんだろうと思います。
そばで見守るしかない親族は辛いと思いますが…。
美しい日本語を奏でる作家の新作がもう読めないのが、非常に残念です。
「死顔」 吉村 昭 ★★★★
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