本はごはん。
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ひさしぶりに「うえちづ」先生です。
相変わらずきちんとデータを整理した上で理論的に展開しているので
読みやすい。
20年前、時間とお金にそこそこの余裕を持つ主婦たちが、ネットワークを
活かしてさまざまな地域活動などをしていた当時の検証レポートと併せて、
当時うえちづが予測した20年後と今の「現実」も比較しています。
その活動のひとつの重要な資源となったネットワークを、著者は「女縁」
と名付けています。地縁でも血縁でもない「女縁」。この縁(ネットワーク)
を活かして、主婦は「家庭」から飛び出し、自己実現を図っていったという
ことなんでしょう。
しかし、あれです。論旨とか検証結果はよくわかるんですが、判らない。
何が判らないって、自分にこういう価値観がないから判らない。生活費やら
子供の教育費やらは全て夫の稼ぎに頼り、自分は働かず(働いても女縁活動費の数万円)
「勉強会」やら「朗読会」やら。そして夫が定年になると邪魔者扱い。
どうも「高収入の夫」を持ち働く必要はなく、しかし「自己実現」のために活動する資金は
夫の収入には頼りたくない。でも誰でも出来る単純作業で時給も安い「パート」なんか
したくはないし、「ピアノの先生」とか「翻訳」とか、ちょっと知的で効率よくお小遣い稼ぎ
をしながら地域活動などに打ち込むアクティブな「主婦」、ではなくて「いち女性」、と
いうのが目指すところみたいに見えます。
いやまあ、夫も仕事を口実に家庭では生活無能力者になるパターンもあるようですから
お互い様なのかも知れません。「勉強会」なんかも、地域の福祉面や教育面の向上に繋がる
ケースもあるみたいだし、一概に全てを否定するつもりはありませんが。
しかし。いちばん不思議なんですが、なんで夫婦で一緒に遊ばないんでしょうか?
もちろん別々の趣味を持っているとは思いますがどうして「いつも」別々に遊ぶんでしょうか?
いちばん何でも話せる相手というのは、夫(もしくは妻)ではないんでしょうか?
こんなこと言ってるから私はいまだに…?
「「女縁」を生きた女たち」 上野 千鶴子 ★★★
相変わらずきちんとデータを整理した上で理論的に展開しているので
読みやすい。
20年前、時間とお金にそこそこの余裕を持つ主婦たちが、ネットワークを
活かしてさまざまな地域活動などをしていた当時の検証レポートと併せて、
当時うえちづが予測した20年後と今の「現実」も比較しています。
その活動のひとつの重要な資源となったネットワークを、著者は「女縁」
と名付けています。地縁でも血縁でもない「女縁」。この縁(ネットワーク)
を活かして、主婦は「家庭」から飛び出し、自己実現を図っていったという
ことなんでしょう。
しかし、あれです。論旨とか検証結果はよくわかるんですが、判らない。
何が判らないって、自分にこういう価値観がないから判らない。生活費やら
子供の教育費やらは全て夫の稼ぎに頼り、自分は働かず(働いても女縁活動費の数万円)
「勉強会」やら「朗読会」やら。そして夫が定年になると邪魔者扱い。
どうも「高収入の夫」を持ち働く必要はなく、しかし「自己実現」のために活動する資金は
夫の収入には頼りたくない。でも誰でも出来る単純作業で時給も安い「パート」なんか
したくはないし、「ピアノの先生」とか「翻訳」とか、ちょっと知的で効率よくお小遣い稼ぎ
をしながら地域活動などに打ち込むアクティブな「主婦」、ではなくて「いち女性」、と
いうのが目指すところみたいに見えます。
いやまあ、夫も仕事を口実に家庭では生活無能力者になるパターンもあるようですから
お互い様なのかも知れません。「勉強会」なんかも、地域の福祉面や教育面の向上に繋がる
ケースもあるみたいだし、一概に全てを否定するつもりはありませんが。
しかし。いちばん不思議なんですが、なんで夫婦で一緒に遊ばないんでしょうか?
もちろん別々の趣味を持っているとは思いますがどうして「いつも」別々に遊ぶんでしょうか?
いちばん何でも話せる相手というのは、夫(もしくは妻)ではないんでしょうか?
こんなこと言ってるから私はいまだに…?
「「女縁」を生きた女たち」 上野 千鶴子 ★★★
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