本はごはん。
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「記憶」について、それは事後情報が付加されて変形してしまったり
現在の心理状況によって変化してしまったり、また、まったく経験していない
ことについても「記憶」として刻みつけられてしまうこともあるなど、主に
記憶の「危うい部分」について解説しています。
一時期、アメリカで多重人格者が多発(?)した直後くらいに、心理療法を
うけて幼児期の虐待記憶がよみがえり、親を告発するという事件が相次ぎ、
しかしそれは、心理療法によって「あとから植え付けられた記憶」で、
虐待の事実は無かった、というケースが少なからずあったことを覚えています。
それらのケースや、浜田 寿美男氏の著作などからも引用しつつ、
同時にとても身近な例を引いて説明しているので、とても判りやすい。
しかしながら、もう一歩突っ込んた深い部分も展開して欲しかった。
まあ新書ですしね。しょうがないかな。
「記憶はウソをつく」 榎本 博明 ★★★
現在の心理状況によって変化してしまったり、また、まったく経験していない
ことについても「記憶」として刻みつけられてしまうこともあるなど、主に
記憶の「危うい部分」について解説しています。
一時期、アメリカで多重人格者が多発(?)した直後くらいに、心理療法を
うけて幼児期の虐待記憶がよみがえり、親を告発するという事件が相次ぎ、
しかしそれは、心理療法によって「あとから植え付けられた記憶」で、
虐待の事実は無かった、というケースが少なからずあったことを覚えています。
それらのケースや、浜田 寿美男氏の著作などからも引用しつつ、
同時にとても身近な例を引いて説明しているので、とても判りやすい。
しかしながら、もう一歩突っ込んた深い部分も展開して欲しかった。
まあ新書ですしね。しょうがないかな。
「記憶はウソをつく」 榎本 博明 ★★★
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