本はごはん。
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終戦直後、米兵にレイプされた母親から生まれ落ち孤児院
(エリザベスサンダースホーム)で育ち、養子としてアメリカに渡り、
ベトナム戦争にてわずか22歳でその生涯を閉じた一人の日本人の生涯です
(大学進学時にアメリカに帰化していますが)。
アメリカに渡ってから彼は、人一倍の努力で野球やフットボールの選手と
して活躍しますが一方で、
親切にしてくれる養子先の家族や友人たちの暖かい愛情を充分判って
いながらもそれでも求めてしまう実の母親やゆるぎない自分の居場所。
心に抱えたものは決して小さくはないはずなのに、明るく前を向いて
生きていく強さに心を打たれます。
出自が出自であるだけに、自分の存在価値を常に周りに提示することでしか自分の存在を
許して貰えないと思い込んでいた彼が、成長して愛する人と家庭を築くことで、本当の自分の
居場所を創り上げるという機会を得ることが出来なかったことが本当に残念だと思います。
構成が素晴らしく、丁寧で読みやすい文章と共にぐいぐい読ませます。
国境や人種を越えて共通して存在する悪意(差別)もあるけれど、同じように
国境や人種を越えて存在する「想い」というものを忘れてはいけないと思いました。
「ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ」 面高 直子 ★★★★★
(エリザベスサンダースホーム)で育ち、養子としてアメリカに渡り、
ベトナム戦争にてわずか22歳でその生涯を閉じた一人の日本人の生涯です
(大学進学時にアメリカに帰化していますが)。
アメリカに渡ってから彼は、人一倍の努力で野球やフットボールの選手と
して活躍しますが一方で、
親切にしてくれる養子先の家族や友人たちの暖かい愛情を充分判って
いながらもそれでも求めてしまう実の母親やゆるぎない自分の居場所。
心に抱えたものは決して小さくはないはずなのに、明るく前を向いて
生きていく強さに心を打たれます。
出自が出自であるだけに、自分の存在価値を常に周りに提示することでしか自分の存在を
許して貰えないと思い込んでいた彼が、成長して愛する人と家庭を築くことで、本当の自分の
居場所を創り上げるという機会を得ることが出来なかったことが本当に残念だと思います。
構成が素晴らしく、丁寧で読みやすい文章と共にぐいぐい読ませます。
国境や人種を越えて共通して存在する悪意(差別)もあるけれど、同じように
国境や人種を越えて存在する「想い」というものを忘れてはいけないと思いました。
「ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ」 面高 直子 ★★★★★
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