bookshelf 『幸せな哀しみの話―心に残る物語 日本文学秀作選』 山田詠美(編) 忍者ブログ
本はごはん。
[243]  [242]  [241]  [240]  [239]  [238]  [237]  [236]  [235]  [234]  [233
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

9784167558079.jpg  山田詠美の選んだ短編が8本収められています。

 中上健次や半村良、遠藤周作などそうそうたる作家陣で、どれも「さすが」と
 思わせます。

 そのなかでも非常に印象的であったのは赤江瀑の「ニジンスキーの手」。
 この限りなく神に近い天才は、おそらくは生ある限り救われない。
 その哀しい美しさと強さにうっとりしてしまいます。

 草間彌生の「クリストファー男娼窟」。
 道を踏み外し、黄昏の街に身を横たえて、
 滅びの道を進むごとに輝きを増す哀しい美しさ。

 収録されている短編はもちろん、選評眼も確かなものであると思いました。
 

幸せな哀しみの話―心に残る物語 日本文学秀作選」 山田 詠美(編) ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
bar code.
search.
※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【もなか】  Powered by NinjaBlog