本はごはん。
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「半陰陽」である著者のエッセイです。
半陰陽(インター・セックス)とは、生物学的に男性とも女性とも分類でき
ない状態のことですね(トランス・ジェンダーとはまったく違う)。
坂東眞砂子の「山姥」にも、「ふたなり」という表現で出てきました。
(関係ないですが「坂東眞砂子 山姥」で検索したら amazon でもまったく
引っかからず、版元の新潮社でも「該当なし」でした。確か直木賞取った
と思ったんだけど。
あれでしょうか、「子猫殺し騒動」で絶版になっちゃたんでしょうか?)
良くも悪くも「性別」というものは自分の身体にも心にもぴったりと張り
付いてしまっているもので、それが「どちらでもない」という状態が
どんなものであるのか、想像の範疇を超えてしまっています。
「両方経験できる」メリットというのもあるのかもしれませんが、デメリットの方が大きい
んじゃないかしら。特にアイデンティティの確立とか、精神的な部分では。
著者は女性として結婚したあと離婚し、そのあと揺れながらも(一般的には)男性として
生きる道を歩んでいるようですが、男性化すると靴のサイズが大きくなり、女性化すると
サイズが小さくなると言うのには驚きました。ホルモン(注射)、恐るべし。
著者自身も書いているとおり時代解説的な要素もあるんですが、ちょっと内容も表現も整理
されきっておらず、社会学的な見方からするとまだまだ甘いという感は拭えません。
正直なところ、インター・セックスについても時代解説についてもどちらも中途半端な感じ
が否めず、そのあたりをもっとブラッシュ・アップしてもらうと、ものすごく面白いものに
なるのではないかと思います。
「『性別が、ない!』ということ。」 新井 祥 ★★
半陰陽(インター・セックス)とは、生物学的に男性とも女性とも分類でき
ない状態のことですね(トランス・ジェンダーとはまったく違う)。
坂東眞砂子の「山姥」にも、「ふたなり」という表現で出てきました。
(関係ないですが「坂東眞砂子 山姥」で検索したら amazon でもまったく
引っかからず、版元の新潮社でも「該当なし」でした。確か直木賞取った
と思ったんだけど。
あれでしょうか、「子猫殺し騒動」で絶版になっちゃたんでしょうか?)
良くも悪くも「性別」というものは自分の身体にも心にもぴったりと張り
付いてしまっているもので、それが「どちらでもない」という状態が
どんなものであるのか、想像の範疇を超えてしまっています。
「両方経験できる」メリットというのもあるのかもしれませんが、デメリットの方が大きい
んじゃないかしら。特にアイデンティティの確立とか、精神的な部分では。
著者は女性として結婚したあと離婚し、そのあと揺れながらも(一般的には)男性として
生きる道を歩んでいるようですが、男性化すると靴のサイズが大きくなり、女性化すると
サイズが小さくなると言うのには驚きました。ホルモン(注射)、恐るべし。
著者自身も書いているとおり時代解説的な要素もあるんですが、ちょっと内容も表現も整理
されきっておらず、社会学的な見方からするとまだまだ甘いという感は拭えません。
正直なところ、インター・セックスについても時代解説についてもどちらも中途半端な感じ
が否めず、そのあたりをもっとブラッシュ・アップしてもらうと、ものすごく面白いものに
なるのではないかと思います。
「『性別が、ない!』ということ。」 新井 祥 ★★
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