本はごはん。
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原題は「THE LIFE BEFORE HER EYES」。
映画「ダイアナの選択」の原作です。
映画が良かったので、原作も読んでみることにします。
むーん…(以下、ネタバレが含まれています)。
まず、小説を読んでみると、映画が非常に上手く構成されていることに改めて
気づきます。原作のメッセージを損なうことなく、原作にないエピソードも
盛り込まれており、
映画と原作(小説)、両方ともレベルが高い作品だと思います。
しかし。
しかししかし。
いちばん重要なポイントが、映画と原作(小説)では違う。
生き残って大人になって、完璧な幸せな家庭を築き、しかしひたひたと闇が迫るように
次第次第に周りも自分も壊れていく…という全体の展開や「選択の意味」は同じですが、
「彼女の選択」が大きく違うのです。
ここが違うと、極端な言い方をすると片方は「良心に従った死」で、もう片方は
「良心を無視したが故の死」のようにずいぶんと意味が変わってしまうようにも思われ、
映画のほうが、キーワードのひとつである「conscious(良心)」が、より強調された構成
だと思います。たぶん、監督はそこに強いメッセージをこめたのかもしれません。
いずれにしても「良心」の重要性を訴えていて、そこへ至るアプローチの違いなのでしょう。
久しぶりに「もう一度観たい」と思った映画で、原作もまた読み返すと思います。
これを読んで何かが引っかかった方には、「月への梯子」をお勧めします。
「春に葬られた光/」 ローラ ・カジシュキー ★★★★
映画「ダイアナの選択」の原作です。
映画が良かったので、原作も読んでみることにします。
むーん…(以下、ネタバレが含まれています)。
まず、小説を読んでみると、映画が非常に上手く構成されていることに改めて
気づきます。原作のメッセージを損なうことなく、原作にないエピソードも
盛り込まれており、
映画と原作(小説)、両方ともレベルが高い作品だと思います。
しかし。
しかししかし。
いちばん重要なポイントが、映画と原作(小説)では違う。
生き残って大人になって、完璧な幸せな家庭を築き、しかしひたひたと闇が迫るように
次第次第に周りも自分も壊れていく…という全体の展開や「選択の意味」は同じですが、
「彼女の選択」が大きく違うのです。
ここが違うと、極端な言い方をすると片方は「良心に従った死」で、もう片方は
「良心を無視したが故の死」のようにずいぶんと意味が変わってしまうようにも思われ、
映画のほうが、キーワードのひとつである「conscious(良心)」が、より強調された構成
だと思います。たぶん、監督はそこに強いメッセージをこめたのかもしれません。
いずれにしても「良心」の重要性を訴えていて、そこへ至るアプローチの違いなのでしょう。
久しぶりに「もう一度観たい」と思った映画で、原作もまた読み返すと思います。
これを読んで何かが引っかかった方には、「月への梯子」をお勧めします。
「春に葬られた光/」 ローラ ・カジシュキー ★★★★
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