本はごはん。
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今や殺人事件の約半数が「身内の犯行」だそうです。
親が子を、子が親を、妻が夫を、そして祖母が孫を殺す時代。
10の事件が纏められており、ケース集としてはいいと思います。
どの事件も背景には「親子関係」があって、特に母親が、子供を自己実現や
自分の自己愛を満たすための手段、道具としてしまった場合、悲劇的な結果に
繋がるリスクが格段にあがるのでしょう。
ただ、「我が子を殺人者にしないために」とありますが、ちょっと表層的
かなぁと言う気がしないでもない。
健全な親子関係を築くことの重要性を訴えており、それはとても大事なことだと思いますが、
例えば愛されないで育ったがために子供を愛することが出来ず苦しんでいる親や、共依存に
陥ってしまった妻は実際どうすればいいのか、
不幸にもDV家庭で育ってしまった人が家庭を持ったとき、DVを連鎖させないためにはどう
したらいいのか、そのあたりもうちょっと踏み込んでみて欲しかったかも。
ケースの中でちょっと薄ら寒い気がするのは、住み込みの管理人をしている両親を殺して
しまった高校生のケースです。
これを読む限り、大人に「ウケる」謝罪の言葉を流ちょうに話し、周りの大人たち(弁護士、
心理士、裁判官、支援者などなど)を「言葉によってコントロール」する自分に酔っている
ような印象を受けます。
犯行動機が実年齢に比してあまりにも未成熟であるように感じられることと併せて、
「大人をコントロールしている感」、つまり「幼児的万能感」に浸っているように思えて
仕方ないのです。
それにしても。
思春期なんてものは、子供が精神的に親殺しを果たし、自立していく時であると思うのですが、
上手く乗り越えられないケースが増えてきてるんでしょうか。
それでも実際に「殺人」という行為にまで至るには、相当な溝があると思うんですが。
「身内の犯行/a>」 橘 由歩 ★★★
親が子を、子が親を、妻が夫を、そして祖母が孫を殺す時代。
10の事件が纏められており、ケース集としてはいいと思います。
どの事件も背景には「親子関係」があって、特に母親が、子供を自己実現や
自分の自己愛を満たすための手段、道具としてしまった場合、悲劇的な結果に
繋がるリスクが格段にあがるのでしょう。
ただ、「我が子を殺人者にしないために」とありますが、ちょっと表層的
かなぁと言う気がしないでもない。
健全な親子関係を築くことの重要性を訴えており、それはとても大事なことだと思いますが、
例えば愛されないで育ったがために子供を愛することが出来ず苦しんでいる親や、共依存に
陥ってしまった妻は実際どうすればいいのか、
不幸にもDV家庭で育ってしまった人が家庭を持ったとき、DVを連鎖させないためにはどう
したらいいのか、そのあたりもうちょっと踏み込んでみて欲しかったかも。
ケースの中でちょっと薄ら寒い気がするのは、住み込みの管理人をしている両親を殺して
しまった高校生のケースです。
これを読む限り、大人に「ウケる」謝罪の言葉を流ちょうに話し、周りの大人たち(弁護士、
心理士、裁判官、支援者などなど)を「言葉によってコントロール」する自分に酔っている
ような印象を受けます。
犯行動機が実年齢に比してあまりにも未成熟であるように感じられることと併せて、
「大人をコントロールしている感」、つまり「幼児的万能感」に浸っているように思えて
仕方ないのです。
それにしても。
思春期なんてものは、子供が精神的に親殺しを果たし、自立していく時であると思うのですが、
上手く乗り越えられないケースが増えてきてるんでしょうか。
それでも実際に「殺人」という行為にまで至るには、相当な溝があると思うんですが。
「身内の犯行/a>」 橘 由歩 ★★★
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