本はごはん。
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順番が逆になりましたが(発行年度は「累犯障害者」のほうが先)、
この著者の1作目である「獄窓記」です。
「累犯障害者」は刑務所で出会った障害者達と、障害者を取り巻く現実に
スポットが当たっていましたが、こちらは事件を起こす前から出所まで、
自分の心情と刑務所での現実が中心となって展開されています。
自分が被告となった裁判で、著者はその印象を
「弁護士の言う善良の塊である自分と、検察の言う極悪非道の塊である自分
との戦いが裁判というもので、しかし本当の自分はそのどちらでもない」
(正確な表現ではありません)
というような記述があってとても印象的です。
それにしても、秘書給与詐欺で執行猶予なしの実刑というのは他のケースと比べても重いよう
な気がします。「見せしめ」「スケープゴート」と思われても仕方ないんじゃないかな。
結局収容された刑務所で、「指導補助」という作業に就き、沢山の障害者の世話係をすること
になりますが、しかしここでの著者の働きは本当にすごいというか、自分は絶対にできないなぁ
と思います。
口では「福祉」を叫んでいても、本当に実行できる政治家なんてほんとうに居るんでしょうか。
そういう意味でも、こういう人にこそまた政治の世界に戻って貰った方がいいんじゃないか、
と思ったりもします。
「獄窓記」 山本 譲司 ★★★★
この著者の1作目である「獄窓記」です。
「累犯障害者」は刑務所で出会った障害者達と、障害者を取り巻く現実に
スポットが当たっていましたが、こちらは事件を起こす前から出所まで、
自分の心情と刑務所での現実が中心となって展開されています。
自分が被告となった裁判で、著者はその印象を
「弁護士の言う善良の塊である自分と、検察の言う極悪非道の塊である自分
との戦いが裁判というもので、しかし本当の自分はそのどちらでもない」
(正確な表現ではありません)
というような記述があってとても印象的です。
それにしても、秘書給与詐欺で執行猶予なしの実刑というのは他のケースと比べても重いよう
な気がします。「見せしめ」「スケープゴート」と思われても仕方ないんじゃないかな。
結局収容された刑務所で、「指導補助」という作業に就き、沢山の障害者の世話係をすること
になりますが、しかしここでの著者の働きは本当にすごいというか、自分は絶対にできないなぁ
と思います。
口では「福祉」を叫んでいても、本当に実行できる政治家なんてほんとうに居るんでしょうか。
そういう意味でも、こういう人にこそまた政治の世界に戻って貰った方がいいんじゃないか、
と思ったりもします。
「獄窓記」 山本 譲司 ★★★★
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