bookshelf 『さよなら妖精』 米澤穂信 忍者ブログ
本はごはん。
[432]  [431]  [430]  [429]  [428]  [427]  [426]  [425]  [424]  [423]  [422
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

NEOBK-364978.jpg  またしても米澤穂信氏です。

 ユーゴスラビアからやってきた少女との2ヶ月間。
 日本の高校生たちは彼女と交流することによって、特に主人公は
 閉塞されていた自分に風穴を開けられたように感じる…。

 実際のユーゴスラビアの紛争を背景に書かれており、基本的には私の
 好むジャンルなのでありますが。

 そしてミステリと言っても、日常の延長線上にあるミステリなので
 これも私の好むところなのでありますが。

 ただそのいくつかの謎解きが、ちょっと突拍子もないような気がするんです。
 とくに墓地のエピソードとか。

 あと、ちょっとライトノベルっぽい感じも…(いや、ライトノベルが悪いと言ってるわけじゃ
 ないんですが)。

 なにより大刀洗の描かれかたがちょっと不満というか…。もうちょっと大刀洗の伏線貼っても
 いいんじゃないかしら。「そういうヤツだから」でずっと済ませてきて、最後に「どん!」
 って言うのは、来るだろうなと思っていたけどちょっと…。

 筆力のある筆者なのでしっかり読ませますけどね。
 好みの問題だと思います。


さよなら妖精」 米澤 穂信 ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
bar code.
search.
※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【もなか】  Powered by NinjaBlog