本はごはん。
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中学校教師が屋根裏で見つけた手記、それは明治初期、日本にやってきた
イギリス人女性探検家「I・B」の通訳を務めた日本人男性「イトウ」の手に
よるものであった。
しかし手記は前半部分しか残されておらず、彼は「イトウ」の子孫である
女性マンガ原作者を捜し当て、一緒に手記の行方を追う、
というものであります。
この「I・B」と「イトウ」は実在の人物でありますが、そのほかは作者の
フィクションのようですね。
作中に展開されるイトウの手記が素晴らしく、ぐいぐい読ませます。
反発しながらもどうしようもなく「I/B」に惹かれていくイトウの
心情描写が秀逸です。
それと対照的に、現代の展開が軽すぎるように感じるのですが、これは計算なのでしょうか?
正直なところ、現代の展開はちょっと物足りない。
あちこち含みを残したままの終わり方と、構成がなかなか良いと思いますが、なにより、
この題材が素晴らしい。目の付け所がすごい。
自分の人生を生きなさい、というメッセージは真新しいものではないですが、
「おまえ自身の【不可思議な】人生を生きるのだ」というこの【不可思議】が深い味わいと
なって残る作品であります。
「忘却の河」 イトウの恋 ★★★★
イギリス人女性探検家「I・B」の通訳を務めた日本人男性「イトウ」の手に
よるものであった。
しかし手記は前半部分しか残されておらず、彼は「イトウ」の子孫である
女性マンガ原作者を捜し当て、一緒に手記の行方を追う、
というものであります。
この「I・B」と「イトウ」は実在の人物でありますが、そのほかは作者の
フィクションのようですね。
作中に展開されるイトウの手記が素晴らしく、ぐいぐい読ませます。
反発しながらもどうしようもなく「I/B」に惹かれていくイトウの
心情描写が秀逸です。
それと対照的に、現代の展開が軽すぎるように感じるのですが、これは計算なのでしょうか?
正直なところ、現代の展開はちょっと物足りない。
あちこち含みを残したままの終わり方と、構成がなかなか良いと思いますが、なにより、
この題材が素晴らしい。目の付け所がすごい。
自分の人生を生きなさい、というメッセージは真新しいものではないですが、
「おまえ自身の【不可思議な】人生を生きるのだ」というこの【不可思議】が深い味わいと
なって残る作品であります。
「忘却の河」 イトウの恋 ★★★★
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