bookshelf 『世界でいちばん淋しい遊園地』 西田俊也 忍者ブログ
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04379904.jpg  まもなく閉鎖される、78年続いた遊園地が舞台となっています。

 幼い頃この遊園地を訪れたことがあったけれどもう長いこと訪れること
 もなかったひとたちが、閉鎖されるということをきいてやってきて、
 ひととひとの線が時代をも超えて交錯していきます。

 連作になっているのですが、正直なところ、「閉鎖直前の遊園地」つながり
 だけで良かったのではないかと。つまり人物も無理に関連させなくても
 良かったんじゃないかなぁと、連作好きな私が思う。

 それぞれのストーリィも悪くないんだけど、なんか無理に他の短編の
 主人公を脇役で引っ張ってきてるような気がして…。

 まあもちろん、あちこちで出てきていながら肝心の本人同士がどうやら会えて
 いないらしい、というのもありますが、ものすごく狭い世界で完結させようとしているように見えてしまう。

 悪くないんですけどね。全般的に決して悪くないんだけど、もう一声期待したい。


世界でいちばん淋しい遊園地」 西田 俊也 ★★★
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