本はごはん。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
現代の中学生男女、そして小学生の男の子が、源平の時代に飛ば
されてしまい、巴御前と武蔵坊弁慶、そして北条義時として生きて
いくことになるタイムトラベルものです。
史実の隙間を見事な想像力と構成で埋めていきます。安徳帝が女性
だったりなど大胆な設定も結構ありますが、どれも無理なく繋げて
いるところは見事。
また、タイムトラベルした3人のうちのひとりが「北条義時」という
マニアックな選択にもしびれます。
「史実の隙間」という言い方をしましたが、それが本当に矛盾なく、ああ、そういうことだった
可能性もあるのではないか、とまで思わせる完成度の高さ。しかしまあ歴史物には特に重箱の隅
をつつく人もいるので、好みの別れるところなのかもしれません。
テーマは「時」と「想い」でしょうか。
「運命に逆らう事は出来ない」、言い方を変えれば「ひとにはそれぞれの役割がある」。
それらを変える事、時を止める事は出来ないけれどしかし、それ(運命/役割)に「想い」を
のせることは出来る。その「想いをのせる」ということこそ、「生きる/生きた」ということ
なのだ、という感じかな。
以下ちょっとネタバレですが。
ともえと武蔵の最後の別離の際(これ以前の義仲の最期の時と同様)ともえには武蔵に義仲が
重なって見えたということ、これこそが「時にのせた想い」なのかなと、そんな風に思うので
ありました。
「君の名残を(上)」「君の名残を(下)」 浅倉 卓弥 ★★★★★
されてしまい、巴御前と武蔵坊弁慶、そして北条義時として生きて
いくことになるタイムトラベルものです。
史実の隙間を見事な想像力と構成で埋めていきます。安徳帝が女性
だったりなど大胆な設定も結構ありますが、どれも無理なく繋げて
いるところは見事。
また、タイムトラベルした3人のうちのひとりが「北条義時」という
マニアックな選択にもしびれます。
「史実の隙間」という言い方をしましたが、それが本当に矛盾なく、ああ、そういうことだった
可能性もあるのではないか、とまで思わせる完成度の高さ。しかしまあ歴史物には特に重箱の隅
をつつく人もいるので、好みの別れるところなのかもしれません。
テーマは「時」と「想い」でしょうか。
「運命に逆らう事は出来ない」、言い方を変えれば「ひとにはそれぞれの役割がある」。
それらを変える事、時を止める事は出来ないけれどしかし、それ(運命/役割)に「想い」を
のせることは出来る。その「想いをのせる」ということこそ、「生きる/生きた」ということ
なのだ、という感じかな。
以下ちょっとネタバレですが。
ともえと武蔵の最後の別離の際(これ以前の義仲の最期の時と同様)ともえには武蔵に義仲が
重なって見えたということ、これこそが「時にのせた想い」なのかなと、そんな風に思うので
ありました。
「君の名残を(上)」「君の名残を(下)」 浅倉 卓弥 ★★★★★
PR
この記事にコメントする
category.
new !
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(07/23)
(04/25)
(04/22)
(04/21)
(04/20)
(04/19)
(04/18)
(04/15)
(03/03)
(03/01)
(02/28)
(02/24)
search.
archive.