本はごはん。
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長崎への原爆投下翌日、捕虜となっていた米兵B29戦闘員を上官の命令に
より処刑(斬首)。当時、上官の命令に背くことなど考えられなかったとは
いえ、死刑をおそれ逃亡した兵士の手記を元にしたノンフィクションです。
逃亡中であり、発見されないためには勤勉に働くしかないという意識も働いた
のでしょうが、この時代の人の勤勉さ、几帳面さ、誠実さには驚きます。
そして手記からうかがい知れるのは観察眼の鋭さ。
つまり頭のいい人だったのでしょう。
辛い仕事に耐え、周りからの厚い信頼を勝ち取りながらも、同胞の裁判結果に
一喜一憂し、いつ発見されるか恐怖と孤独との戦いの日々が、緻密に綴られて
います。
それにしても、東京裁判の理不尽さが際だちます。もちろん中には被告
(日本人)に心を砕いた米国人弁護士なども居たようですが、非戦闘員の
大量虐殺(当時の国際法でも認められていない)行為を棚に上げた裁判。
戦争に向かって突き進んでしまった当時の日本の指導者たちの罪はもちろん裁かれるべきことでは
ありますが、東京裁判は果たして裁判たり得たのか。
この逃亡兵は陸軍中野学校の出身で、その経験が逃亡生活での彼の言動にも影響しているという
記述があり、興味があります。陸軍中野学校関連、探してみることにします。
「逃亡「油山事件」戦犯告白録」 小林 弘忠 ★★★★
より処刑(斬首)。当時、上官の命令に背くことなど考えられなかったとは
いえ、死刑をおそれ逃亡した兵士の手記を元にしたノンフィクションです。
逃亡中であり、発見されないためには勤勉に働くしかないという意識も働いた
のでしょうが、この時代の人の勤勉さ、几帳面さ、誠実さには驚きます。
そして手記からうかがい知れるのは観察眼の鋭さ。
つまり頭のいい人だったのでしょう。
辛い仕事に耐え、周りからの厚い信頼を勝ち取りながらも、同胞の裁判結果に
一喜一憂し、いつ発見されるか恐怖と孤独との戦いの日々が、緻密に綴られて
います。
それにしても、東京裁判の理不尽さが際だちます。もちろん中には被告
(日本人)に心を砕いた米国人弁護士なども居たようですが、非戦闘員の
大量虐殺(当時の国際法でも認められていない)行為を棚に上げた裁判。
戦争に向かって突き進んでしまった当時の日本の指導者たちの罪はもちろん裁かれるべきことでは
ありますが、東京裁判は果たして裁判たり得たのか。
この逃亡兵は陸軍中野学校の出身で、その経験が逃亡生活での彼の言動にも影響しているという
記述があり、興味があります。陸軍中野学校関連、探してみることにします。
「逃亡「油山事件」戦犯告白録」 小林 弘忠 ★★★★
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