本はごはん。
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ああいったい何年ぶりでしょうか。学生の頃よく読みましたこの著者。
短編集を目にしたのでかーなーり久しぶりに読んでみます。
私がこの作家(の作品)に対して抱くイメージ、無味無色透明な世界で
ありながら同時に、鈴木英人の描くイラストのような色彩感と乾いた
空気感がそのままで、またこれは80年代の作品ということもあって、
なんとも懐かしいです。
アメリカの私立探偵ものの連作短編集ですが、この私立探偵が21歳という
設定自体、この著者でしかありえないと思います。そして事件を解決する
と言うよりも、淡々とストーリーテリングする傍観者でしかない。
「心温まる」とか「友情」とか「成長」とか、そんな言葉とも一切無縁。
これこそが片岡ワールドだと思う。
2編目の「旅男たちの唄」が最高に面白い。ある事象が、受け止める人によって悲劇にもなれば
喜劇にもなるということを、こんなにさらりと表現しているのはあまりないように思う。
「ミス・リグビーの幸福 ―蒼空と孤独の短篇」 片岡 義男 ★★★
短編集を目にしたのでかーなーり久しぶりに読んでみます。
私がこの作家(の作品)に対して抱くイメージ、無味無色透明な世界で
ありながら同時に、鈴木英人の描くイラストのような色彩感と乾いた
空気感がそのままで、またこれは80年代の作品ということもあって、
なんとも懐かしいです。
アメリカの私立探偵ものの連作短編集ですが、この私立探偵が21歳という
設定自体、この著者でしかありえないと思います。そして事件を解決する
と言うよりも、淡々とストーリーテリングする傍観者でしかない。
「心温まる」とか「友情」とか「成長」とか、そんな言葉とも一切無縁。
これこそが片岡ワールドだと思う。
2編目の「旅男たちの唄」が最高に面白い。ある事象が、受け止める人によって悲劇にもなれば
喜劇にもなるということを、こんなにさらりと表現しているのはあまりないように思う。
「ミス・リグビーの幸福 ―蒼空と孤独の短篇」 片岡 義男 ★★★
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