bookshelf 『後悔と自責の哲学』 中島義道 忍者ブログ
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30940959.jpg  なかなかどっしりした本です(内容が)。
 誰もが経験のある「後悔」を切り口に、哲学の世界に自然と入っていきます。

 「あのときこうしていれば」もしくは「あのときこうしなければ」という
 後悔、それは重いものも軽いものも含めてなぜそう思うのか、そもそも人は
 何を基に行動を決定するのか、本当にそれは自由意志なのか。

 それらに付随して「偶然」とは、「運命」とは何か、などなど、多くの
 哲学者の考え方も紹介しながらうまく纏めています。

 結果として、「それは運命であった」という受け入れ方をするのか、
 「偶然」とシニカルに片付けるのかそれはその人によるのかもしれま
 せんが、人間は「なぜ?」という問いをどうしても発してしまう性を
 背負っているようです。

 その究極が哲学者なんだな、と思いました。


後悔と自責の哲学」 中島 義道 ★★★★
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