bookshelf 『八朔の雪―みをつくし料理帖』 高田郁 忍者ブログ
本はごはん。
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4758434034.jpg  面白いです。
 連作時代小説でしかも、全編通して料理が絡んできます。

 事情を抱えて上方から江戸へやってきた料理人(女性)の話ですが、
 これだけ情報網と高速移動手段が発達した現代でも「ケンミンショー」
 なんかを見るとびっくりする食べ物や習慣に出会うワケですから、
 当時の人たちが受けるカルチャーショックは今の比ではないでしょう。

 そういった当時の目から見た比較文化論的目線と、当時の人情とか風俗など、
 そしてキャラクター配置が秀逸でそれぞれのキャラがしっかり立っており、
 更に「料理」というテーマが物語に奥行き感、立体感を作り出しています。

 なんかTV局が飛びつきそうな、ドラマ化には格好の作品という感じ。
 
 続くのかな。続くといいな。



八朔の雪―みをつくし料理帖」 高田 郁 ★★★★
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