bookshelf 『解夏』 さだまさし 忍者ブログ
本はごはん。
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31303133.jpg  著者はいわずとしれたシンガーソングライターですが。
 詩の世界でも、美しい日本語で奥行きのある世界観を綴っていますね。

 表題作をはじめ、いくつかの中編が収められています。
 共通して言えるのは、美しい日本語、故郷(=日本)への想い、そして
 ひとを見つめる眼差しの優しさでしょうか。

 表題になっているひとつめの短編の「解夏」に、印象的なフレーズが沢山
 でてきます。

 まあストーリィはあちこちに出ているのであえて触れませんが、最後の中編が
 ちょっと何というか、何年もかけて積み重なりすれ違ってしまったものが
 数日で氷解するのは現実的ではないのではないか、とも思いましたが、

 この著者の詩や小説を読んでいつも思うのは、この著者は、人間の持つ優しさとか思いやり
 とか可能性というものを絶対的なまでに信じているのだろうなぁ、と。
 そしてその強さはどこからくるのだろう、と。

 そんな強さを持ちたいものだと思います。


解夏」 さだ まさし ★★★★
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