bookshelf 『すじぼり』 福澤徹三 忍者ブログ
本はごはん。
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32262082.JPG.jpeg  全くの余談ですがこの本、何軒本屋を回っても店頭でぜんぜん見つからず、
 結局店員さんに聴いて引き出しから出して貰いました。
 
 あれだろうか、ライトノベルを思わせる表紙の割に、R-18指定の
 かかりそうな暴力シーンが結構あるから自主規制なんだろうかと
 思うのは勘ぐりすぎ? 単なる偶然?

 とにかく、何でもかんでも他人のせいにして言い訳ばっかりしつつ適当に
 逃げて生きている大学生が、ひょんなことからヤクザの世界に
 片足を突っ込みます。

 結局は自分がトラブルメーカーで、世話になったヤクザの組を窮地に陥れて
 しまうのですが、それでも相変わらず中途半端でひっかきまわすだけ
 引っかき回しながら、本人は悩んでいるつもりでいる。

 しかしそういう「イマドキの若者」の空気感とか、友人との距離感とか、将来に対する
 漠然とした不安とか、そういったものがタイトルも含めよく表現されています。

 これからこの青年がどう人生と対峙していくのか、続編があってもいいかもしれません。


すじぼり」 福澤 徹三 ★★★
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