本はごはん。
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ドキュメンタリーです。
最終試験に残った10人は、宇宙ステーションを模した施設、それも80平米
程度の密室に、いきなり1週間放り込まれます。初めて逢った人たちと。
そこで様々な課題をこなしていくのですが、24時間監視カメラにさらされ、
一挙手一投足がすべて評価の対象となる、つまりは日常の生活態度も含めて
試験されるプレッシャーはいかばかりなものか。
そして試験はそのままアメリカのNASAに会場を移して続きますが、
そのなかで誰もが失敗したり落ち込んだりしながら、それでも「宇宙」と
いう夢を目指していきます。
この本は宇宙を目指す人たちの人間ドラマであると同時に、近年、事業仕分けなどでやり玉に
挙がりやすい「未来への投資」関連事業の在り方についても考えさせられます。
そして「採用」という行為の在り方について。
私がとある企業の採用責任者をしていた時、特に新卒対象者に口が酸っぱくなるほど言った
のは「等身大(自然体)であれ」ということ。
誰でも自分を良く見せたいという気持ちがあるし、そう思うのは無理もないことなのですが、
自然体で話せるかどうか、自分の言葉で語れるかどうか。それがいちばん重要だと考えて
いましたが、本書の中でもまったく同じことが語られています。
つまり、選抜の種類、レベルなどが違っても、本質は一緒だということなんですね
きっと。
通常知ることのできない世界をかいま見せてくれたことは高く評価出来るのですが
(NHKで放送したドキュメンタリー番組の書籍化なので)、書籍化に当たって最終候補者の
背景など、もうちょっと深く突っ込んでもよかったのではないかしら。
TV番組をそのまま書籍にしました、という感じで、素材が素材だけにちょっと勿体ないように
思います。
「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」 大鐘 良一 小原 健右 ★★★
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