bookshelf 『明日この手を放しても』 桂望実 忍者ブログ
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10132581.jpg<br />  19歳で失明してしまった主人公の女子大生。その後母親を交通事故で失い、
 父親は失踪、残された彼女と2歳年上の決して仲の良くない兄が
 それからの12年間を交互に語ります。

 初めは仲の良くない兄妹ですが、お互いに全盲という障害を受け入れて
 行く過程で、いろんなことに遭遇しながらお互いを思いやれるように
 成長していきます。

 ただ、全ての疑問が解明されるワケではないので、そのあたりを
 不満に思う人もいるかもしれません。でも全てのことが明らかになる
 ことのほうが少ないんじゃないでしょうかね。

 なんでも明快な答えを今すぐ求めたがる風潮は、個人的には疑問に
 思います。

 良質の小説だと思います。


明日この手を放しても」 桂 望実 ★★★
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