bookshelf 『猫の客』 平出隆 忍者ブログ
本はごはん。
[276]  [275]  [274]  [273]  [272]  [271]  [270]  [269]  [268]  [267]  [266
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

40964.jpg  「ねこもの」だというだけで飛びつくのはもうやめようと心に強く誓い、
 店頭で見つけておそるおそるぱらぱらめくってから購入しました。

 結論からすると、なかなか良かったです。

 詩人とその妻が、じわじわと猫の魔力にとりつかれていく経緯が、
 美しい日本語で綴られています。
 
 同時に、猫だけでなく、うつろいゆく季節、失われていく時代を
 哀しくも暖かい眼差しで見つめています。

 とても言葉に対する感度が高い、というより強い印象を受けるのは、やはり
 著者が詩人だからなのでしょうか。


猫の客」 平出 隆 ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
bar code.
search.
※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【もなか】  Powered by NinjaBlog