bookshelf 『黒い報告書 2』 「週刊新潮」編集部 忍者ブログ
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131005.jpg  事件物の読み物、とでも言うんでしょうか。
 実際にあった事件の、行間と当事者達の感情を作家が想像力で埋めて
 読み物にしたと言っていいのかな。

 良くも悪くも軽く読めます。
 正直ちょっと浅すぎだけど、週刊誌の連載だからこんなもんなんでしょう。

 ただ、前作の「黒い報告書」を読んだときにも思ったんですが、
 どの程度の「事件に関する」取材がなされているのであろうか、と。

 というのも「読み物」であるということはつまり、被害者側に軸足を置いて展開
 するのかそれとも加害者側に置くのかによって、事件の印象ががらりと変わって
 しまうと思うのです。

 ぜんぶが架空の話ならともかく、実際の事件がベースになっているわけですから
 そのあたりちょっと、どうなんだろうかと。

 作家陣のバラエティが魅力でつい読んじゃうんですけどね。
 「黒い報告書・クラッシックス」と題された昭和30年代に著された新田次郎、笹川佐保の
 作品がやはり、さすがという感じです。


黒い報告書 2」 「週刊新潮」編集部 ★★★
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