bookshelf 『記憶はウソをつく』 榎本博明 忍者ブログ
本はごはん。
[321]  [320]  [319]  [318]  [317]  [316]  [315]  [314]  [313]  [312]  [311
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

c343ca04.jpeg  「記憶」について、それは事後情報が付加されて変形してしまったり
 現在の心理状況によって変化してしまったり、また、まったく経験していない
 ことについても「記憶」として刻みつけられてしまうこともあるなど、主に
 記憶の「危うい部分」について解説しています。

 一時期、アメリカで多重人格者が多発(?)した直後くらいに、心理療法を
 うけて幼児期の虐待記憶がよみがえり、親を告発するという事件が相次ぎ、
 しかしそれは、心理療法によって「あとから植え付けられた記憶」で、
 虐待の事実は無かった、というケースが少なからずあったことを覚えています。

 それらのケースや、浜田 寿美男氏の著作などからも引用しつつ、
 同時にとても身近な例を引いて説明しているので、とても判りやすい。

 しかしながら、もう一歩突っ込んた深い部分も展開して欲しかった。
 まあ新書ですしね。しょうがないかな。


記憶はウソをつく」 榎本 博明 ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
bar code.
search.
※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【もなか】  Powered by NinjaBlog