bookshelf 『15歳の東京大空襲』 半藤一利 忍者ブログ
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9784480688323.jpg  昭和16年の真珠湾攻撃から同20年の終戦まで、終戦当時15歳だった
 少年の目に映った戦争というものが描かれています。

 当時の大人達の言動、日々変わっていく日常、そしてどんどんすさんでいく
 人心などが、著者の個人的思いはむしろ控えめに、淡々とやさしい言葉で
 綴られています。

 著者が住んでいた向島近辺、つまり下町一帯は東京大空襲でターゲットにされた
 場所で、その時のリアルな記述は、それが現実に起きたことであると言うことが
 にわかには信じがたいほどです。

 ほんとにやさしい言葉で書かれているので、中学生でも充分読めると思いますし、
 読んで欲しいと思います。こういうことを「なかったこと」にして「見ないで」
 生きていくこともできますしそのほうが楽かもしれません。

 でも、知るべきだと、知らなければならないと思うのです。


15歳の東京大空襲」 半藤 一利 ★★★★
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