本はごはん。
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限りなくノンフィクションらしいですが、結末が決定的に事実と違うらしく、
そのことについて賛否両論あるようですが、私は良いんじゃないかと
思いますけどね。
差別問題がテーマですが、自分よりほんの少し上の世代で、もちろん
地域性なんかもあるとは思うけれど、これほどまでの差別があったと
いうことに驚きます。
実体験だけあってか、等身大の目から見た「差別」というもの、普段は
意識することはなくても、確実に自分の意識の中に巣くっている
「差別意識」などがしっかりと描き出されています。
事実と同様のハッピーエンドを望む人が多いみたいですが、
それはこの本を読むことによって抱え込んでしまった「心の重荷」から
解放されたいだけなのではないか、と感じてしまうのですが。
「めでたしめでたし」で終われば、あとはすっきり忘れられますからね。
「差別を乗り越えた!」という結末であれば、流した涙も爽快です。
しかし現実は人の心の中に巣くう「差別意識」はそんな甘いもんじゃなくて、ずたずたに
傷ついたり周りを巻き込んだり、10戦して1勝しかできなくてもそれでも戦い続けて、
その1勝1勝を積み上げていくしかなく、
そして誰もが傍観者でいることは許されないのだ、という力強いメッセージなのではないかと
思うのです。
見たくないからといって目をつむっても、それが社会から消えてなくなるわけではない
のだから。
「太郎が恋をする頃までには…」 栗原 美和子 ★★★★
そのことについて賛否両論あるようですが、私は良いんじゃないかと
思いますけどね。
差別問題がテーマですが、自分よりほんの少し上の世代で、もちろん
地域性なんかもあるとは思うけれど、これほどまでの差別があったと
いうことに驚きます。
実体験だけあってか、等身大の目から見た「差別」というもの、普段は
意識することはなくても、確実に自分の意識の中に巣くっている
「差別意識」などがしっかりと描き出されています。
事実と同様のハッピーエンドを望む人が多いみたいですが、
それはこの本を読むことによって抱え込んでしまった「心の重荷」から
解放されたいだけなのではないか、と感じてしまうのですが。
「めでたしめでたし」で終われば、あとはすっきり忘れられますからね。
「差別を乗り越えた!」という結末であれば、流した涙も爽快です。
しかし現実は人の心の中に巣くう「差別意識」はそんな甘いもんじゃなくて、ずたずたに
傷ついたり周りを巻き込んだり、10戦して1勝しかできなくてもそれでも戦い続けて、
その1勝1勝を積み上げていくしかなく、
そして誰もが傍観者でいることは許されないのだ、という力強いメッセージなのではないかと
思うのです。
見たくないからといって目をつむっても、それが社会から消えてなくなるわけではない
のだから。
「太郎が恋をする頃までには…」 栗原 美和子 ★★★★
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