bookshelf 『塩の街』 有川浩 忍者ブログ
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51GberoX1ML._SL160_.jpg  なんか乱丁騒ぎがあったようですね。

 白状すると所詮はライトノベルだろうと思っていましたすいません
 面白かったですほんとすいません。

 ただ、いちばん初めの章がすごくよくて、これは! と期待して読んだ
 のですが、読み進めていくうちにやっぱりライトのベルのニオイがした
 ような気がするのはやっぱり気のせいでしょうか…。

 設定は、隕石が降ってきてそれを見た人は塩柱になってしまうというSF
 ですが、従来の生活や環境が破壊されてしまった無秩序状態のなか
 でさらけ出される人間の業とか醜さみたいなものを、

 誤魔化すでもなく美化するでもなく淡々と描かれているのはいいですね。

 でも、心理描写面と会話がビミョーに幼いような気がするのも気のせいでしょうか…。
 30歳(近く)の戦闘機乗りである秋庭の言動が特に…。

 非日常を舞台に、良くも悪くも「にんげんというもの」がうまく表現されていて
 なかなか面白かったです。


塩の街」 有川 浩 ★★★
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