bookshelf 『かたみ歌』 朱川湊人 忍者ブログ
本はごはん。
[226]  [225]  [224]  [223]  [222]  [221]  [220]  [219]  [218]  [217]  [216
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

133771.jpg  この著者の作品は「都市伝説セピア」がとにかく出色であると
 思っていますが、この作品もなかなかいいです、

 東京のある町を舞台にした連作ですが、どの短編も「死」というものと、
 ひとの「想い」がテーマになっているように思います。
 同じ町が舞台でも、話によって年代が変わっているのも面白いところ。

 「花まんま」や「いっぺんさん」を読んだときはちょっと「あれ?」と
 思ったのですがこの本はそんなこともなく。

 その違いは何だろうと考えてみるにやはり全体の、連作としての構成の
 完成度が高いように思います。

 「ひと」に張り付いている「死」をいうものを様々な形で描きながら、
 最後は「生」で終わるのもいい感じです。
 

かたみ歌」 朱川 湊人 ★★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
bar code.
search.
※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【もなか】  Powered by NinjaBlog